アビーは、高性能と高信頼性を特徴とするハイエンド向けATX電源「AS Power Silentist+ SP-770EA」を発表した。AS Power Silentist+シリーズの上位モデル。本日より販売を開始し、同社直販のアビーストアでの販売価格は21,980円。
定格出力は770Wで、最大20Aの+12V出力を4系統(+12V1~+12V4)備える+12Vマルチフィードシステムを採用。4系統に分配された+12V出力(SPLITモード)は、本体リアパネルに装備するターボパワースイッチによって1系統に統合(COMBINEモード)することもできる。
静音性にも優れ、内部温度を常に監視し、約50℃を境に冷却ファンの起動・停止を自動で制御する「BFS PRO」と呼ばれる機構を装備。電源への負荷が少ない状態であれば冷却ファンが停止する仕組みで、一方、リアパネルのBFSスイッチをOFFにすれば冷却ファンを常時稼働に切り替えることもできる。また、常時稼働時であってもスマートファンコントロール機能と静音ファンにより高い静音性を確保するとしている。
ACをDCに変換する回路に採用されているデュアルフォワードコンバータ設計により、低・高負荷を問わず変換効率は80%超とされる。ほか、直流変換を担うPWM回路を高周波で制御しており、高性能グラフィックスカードなどに特有の急激な電力要求にも速やかに応答できるため、電圧変動を最小限に抑えた安定動作が可能になっているという。
メインコンデンサには、電力供給の安定性と信頼性を重視し日本製電解コンデンサを採用。また、DC出力平滑回路は耐久性に優れる105℃電解コンデンサで、ACコンセントから供給される交流電圧を直流電圧に変換する際に生じるリップルノイズを大幅に抑制、一般電源を上回るMTBF140,000時間という長寿命を誇る。製品の保証期間である2年間は、故障の際に同等製品への交換を約束する「新品交換保証」も付属する。