「FIRECODER Blu」と「HDSPARK」のカード

トムソン・カノープスは、「SpursEngine」を搭載したPCI Expressカード「FIRECODER Blu」を発表した。Windows VistaとXPに対応し、価格は49,800円。発売日は11月21日を予定。同時に、HD編集システム「HDSPARK」も発売する。こちらの価格は89,800円。

FIRECODER Blu

「FIRECODER Blu」は、東芝が開発した高性能メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を搭載したコーデックアクセラレータ。動画のエンコードを高速に行うことが可能になるカードで、たとえばHDV1080iからH.264への変換であれば、素材時間の約半分で変換でき、SD画質のMPEG-2からSD画質のH.264であれば、約1/4の時間で変換ができるとしている。

さらに、SD画質からHD画質へ、HD画質からSD画質へのコンバートも高速に行うことが可能。特にSDからHDへのアップコンバート時は、超解像技術を用いて高密度の映像をくっきりとした画質で生成する。

ファイル変換を行う専用ソフト「FIRECODER WRITER」は、Blu-rayディスクやDVDへの書き込み機能も備える。Blu-rayディスク作成においては、1080i/720pのほか、24pネイティブ形式にも対応する。

HDSPARK

「HDSPARK」は、ビデオ編集ソフト「EDIUS Pro 5」と、そのタイムライン映像を音声と完全な同期を取りつつHDMI端子から出力することができるPCI Expressカードとのセットで構成されるHD編集システム。Windows VistaとXPに対応する。

また、「EDIUS Pro version 4」のユーザー用に、EDIUS Pro 5のアップグレード版を同梱したパッケージを59,800円で用意する。