クラリオンは24日、ナビゲーション機能とエンターテインメント機能を備えたClarionMiND(Mobile Internet Navigation Device)のスタンダードモデルを、北米で11月初旬、欧州で2009年1月下旬から販売すると発表した。

ナビゲーション機能とエンターテインメント機能を備えたClarionMiND

同製品は、インターネットに接続して利用できる各種のナビゲーション機能やエンターテインメント機能を搭載した「次世代のモバイル端末」という。最先端のカーナビゲーション機能とPC同様のエンターテインメント機能を一つのモバイル端末に初めて統合したデバイスで、GPSナビゲーションや高速インターネット接続、デジタルコンテンツの利用および管理などの機能を搭載している。

自宅、オフィス、街中のホットスポットではWiFi、携帯電話と合わせて使用する際はBluetoothといった複数のインターネット接続形式により、利用者は場所にかかわらず最新の情報をリアルタイムで得ることができるとしている。また、Intel Atomプロセッサと4.8インチ WVGA(800×480)液晶タッチスクリーン付きディスプレイにより、広範囲のインターネットサービスを楽しむことができるという。Google Maps、YouTube、MySpaceなどのウェブサイトが簡単に閲覧できるよう設計されているそうだ。

また、クラリオンの車載技術を別売りの車内用ドッキングステーションにも応用することで、従来のポータブルナビゲーションでは不可能だった高度なオーディオシステムが実現。音楽やナビゲーション音声を車載スピーカーで再生することや、RDS-TMC(Radio Data System-Traffic Message Channel)で交通情報へリアルタイムにアクセスすることができるという。