ティアックは19日、ハイコンポ「Reference380」を発表した。同システムは、プリメインアンプ「A-H380」、CDプレーヤー「PD-H380」、AM/FMチューナー「T-H380」、スピーカーシステム「LS-H250」で構成される。発売は25日を予定しており、価格は、A-H380が4万7,250円、PD-H380が4万2,000円、T-H380が2万6,250円、LS-H250が3万1,500円となっている。なお、それぞれ単品での販売も予定。

Reference380 最近では珍しいブラックヘアライン仕上げのデザインが特徴的

Reference380は、音楽をゆったり楽しむための表現力と高音質を備えた、大人のためのプレミアムコンポということで、ヨーロッパのサウンドデザイナーと協力してチューニングが行われている。また、年内に上位モデルと下位モデルも発表される予定。

A-H380は、フルディスクリート構成のアナログアンプ。定格出力は45W×2(6Ω)。入力はアナログのRCAが5系統(内1系統はMMカートリッジにのみ対応したPhono入力端子)と、iPod用の専用コネクタ。iPod用のドッキングステーションも付属し、A-H380側のリモコンからiPodのコントロールも可能(ドッキングステーションでの充電も可能)。サイズは215(W)×110(H)mm×312(D)mm。質量は5.0kg。

PD-H380は、WMAやMP3ファイルの再生にも対応したCDプレーヤー。これらのファイルを記録したCDの再生だけでなく、フロントパネルにはUSBポートが装備され、ここに接続された、マスストレージクラスのデバイスからのファイル再生も可能だ。USBポートがアンプ側ではなくCD側に装備されているのは、WMA/MP3のデコーダーがCD側に搭載されているため。また、DACもCD側にのみ搭載されているため、アナログとデジタル(光)各1系統の出力端子を装備するが、A-H380との接続はアナログで行う。また、高精度メカニズムの搭載も大きな特徴となっている。サイズは215(W)×93 (H)mm×275 (D)mm。質量は2.8kg。

T-H380は、AM/FM各30局のプリセットが可能なPLLシンセサイザーチューナー。システム全体をコントロール可能なタイマー機能やスリープタイマーも装備する。サイズは215(W)×93 (H)mm×295 (D)mm。質量は2.0kg。

LS-H250は、2.5cmシルクドームツイーターと13cmカーボンコーンウーハーを採用した2Wayバスレフスピーカーシステム。バスレフポートは背面に装備される。サイズは190 (W)×280 (H)mm×210 (D)mm。質量は4.2kg/台。

オプションとして、亜鉛削り出しのインシュレーター「SB-H300」(価格は7,350円)も用意される。また、H380/PD-H380/T-H380それぞれにリモコンが付属するが、A-H380のリモコンで、チューナーとCDプレーヤーの操作が可能となっている。