今週は新製品の種類も少なめで、VGAの発売ラッシュもちょっと一息といったところ。しかし、週末には新型Eee PCの発売が控えており、話題の中心となりそうだ。ただし、入荷数は少なめになっており、発売直後の完売は確実な情勢だ。

ところでこの「Eee PC 901」、某ショップではすでにデモ機の分解を行っていたのだが、背面カバーの中に1.8インチHDD/SSDが入りそうなスペースが確認できた。実際に搭載できるかどうかは不明であるが、挑戦してみる価値はあるかもしれない。

SSD(左の基板)の上に、ぽっかりスペースが空いている。左の奥にはコネクタもあった

まだまだHD 4870の新製品

まずは売れ行きも好調なRadeon HD 4870搭載グラフィックカードの話題から。大体出つくした感のある同製品だが、今週はGIGABYTE、ATI(AMD)純正、Gainwardの製品が発売となっている。価格は、GIGABYTE製が35,500円前後、ATI製が43,000円~44,000円前後、Gainward製が35,000円~37,000円前後。いずれも、すでに発売された製品と同様に、リファレンスデザインの製品となっている。

GIGABYTE製

ATI純正

Gainward製

コスト重視ならこちら

「余計な付属品はいらないから少しでも安くして欲しい……」という人には、クレバリーのオリジナルモデルがオススメだ。前回のレポートで、GeForce GTX 280搭載モデルを紹介したが、今週は下位モデルのGeForce GTX 260搭載モデルも発売となっている。同様に、付属するのはドライバCDのみとなるが、価格は39,837円とお安くなっている。

クレバリーのオリジナルモデル

付属するのはドライバCDのみ

またドスパラ秋葉原本店には、ノーブランドのRadeon HD 4850搭載モデルが登場していた。クロック等は定格通りとのことだが、この製品にはDVI-HDMI変換アダプタなども付属する。価格は19,990円。

ドスパラのノーブランド品

水冷キットの新モデル

本格的に暑くなるシーズンを前に、Thermaltakeからは水冷キットの新モデルが発売となっている。5インチベイ2段に内蔵するタイプの「BigWater 770」で、前モデルの760iからは、ラジエータが外付けになったことにより、タンクの容量が大きくなっている(130→330cc)。価格はT-ZONE PC DIY SHOPで22,980円。

定番水冷キットBigWaterの新モデル「770」

フロント側から水流を確認できるようになった

770ではラジエータが本体から分かれた

従来モデル760iではラジエータは内蔵されていた

ちなみに同社は来週末(19日)、恒例のユーザーイベント「サーマルキャンプ2008 in 秋葉原」を開催する予定だ。会場はカフェソラーレ・リナックスカフェ秋葉原店。同社新製品の発表が行われるほか、AMD/Intel/NVIDIAによるスピーチや抽選会も実施される。詳細はWEBサイトを参照のこと。

裸族なのにタンス?

お馴染み「裸族」シリーズから、新製品として「裸族のタンス」が新登場。言ってしまえばHDDを収納するだけのケースなのだが、値段も1,280円前後と安く、意外と売れているそうだ。製品にはケースが2個入っており、複数製品によるスタックも可能。

HDDを格納できる「裸族のタンス」。機能はそれだけだっ

タンスらしく、インデックスを付けて整理しよう

ZOTACからマザーボードも

ZOTACと言えばグラフィックカードの印象が強いが、Socket AM2+のマイクロATXマザーボードがTSUKUMO eX.に入荷。チップセットはNVIDIAの「GeForce 8300」を搭載しており、内蔵グラフィックが利用可能。バックパネルにはVGA/DVIの出力端子が用意されている。価格は12,480円。

ZOTACのマイクロATXマザーボード

バックパネルのインタフェース

AV機器風の小型ケース

オウルテックのリビング向け小型PCケースが「OWL-PCAVM1」。マイクロATX向けのスチールケースで、フロントパネルのみヘアライン加工のアルミ製。カラーはシルバーとブラックの2種類が用意されている。クレバリー1号店での価格は19,713円。

ヘアライン加工で高級感のあるフロントパネル

ケース内部。ファンはリアに1つ搭載されている

大きさは345(W)×394(D)×160(H)mm。ケース中央にドライブベイを搭載しているのが特徴で、リビングで使用しても違和感のないデザインとなっている。電源は同社製「OWL-300SFX」(SFX300W)を採用した。