米Microsoftは6月3日 (現地時間)、Windows XPのULCPC (ultra-low-cost PC)向けのOEMライセンス提供をデスクトップスタイルのネットトップにも拡大すると発表した。

同社は今年4月、2008年6月30日までとなっていたWindows XPのOEMライセンス提供を、ULCPC向けに限って2010年6月30日もしくは次期Windowsの一般提供開始から1年後までに延長した。Eee PCの登場以来、価格とポータビリティに優れたULCPCが人気となっており、ハードウエアとしては非力なULCPCや新興市場の拡大に対応した形だ。さらに現在開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2008」でASUSが「Eee Box」を展示するなど、低価格PCがノートPCスタイル (ネットブック)からデスクトップスタイル (ネットトップ)に広がろうとしている。「新興クラスのコンピュータの市場は拡大しており、さらに成熟した市場でも、複数のPCを所有する家庭においてコンパニオンデバイスとして利用されるなど、これら(ネットブック/ ネットトップ)への関心が高まっている」とMicrosoft。

ネットブック/ ネットトップ向けとしては、米Intelも6月3日(現地時間)に、コスト効果を重視した1.8インチ SSD「Z-P230 PATA Solid-State Drive」を明らかにしている。4GBと8GBの製品を今年の夏に発売する予定で、第4四半期には16GBの製品を追加する。大きさは38×54×4mmで、重量は10g。消費電力はアイドル時が1.65mW、動作時が314mWとなっている。