英Sony Ericssonは6日(現地時間)、HSDPAをサポートした最新の携帯電話「Sony Ericsson K660」を発表した。Webブラウザ、「Google Maps for Mobile」の搭載など、インターネットの利用に最適化した"Web世代"向けの一台。2008年第1四半期に発売を開始する。
HSDPAサポート、Web世代向け「K660」
K660は、サイズ104×47×15mm、重さ95gとコンパクトなボディを持つストレートタイプのWCDMA/HSDPA対応携帯電話。色は白と黒の2色。2インチのQVGA画面を正面に、4倍ズーム可能な2メガピクセルカメラを背面に持つ。
最大の特徴は、Web利用向けに最適化した点。WebブラウザにACCESSの「NetFront」を採用、Google Maps、GoogleなどのWebアプリケーションを簡単に使うための機能を組み込んだうえ、端末を横向きにした状態(ランドスケープモード)でもWebを利用することができる。また、Webサーフィン中にイルミネーション効果をもたらす専用のショートカットキーを搭載したほか、ブックマーク表示画面やURL入力モードに切り替えたり、自分のホームページに移動したりするためのショートカットも用意されている。さらに、ズーム機能やクリック可能な部分をハイライトする機能、自分が設定したWebサイトの更新を知らせるデスクトップティッカー、RSSリーダなども取り込まれている。
このほか、Web利用中はナビゲーションキーがマウスポインタとなるなど、PCのような操作感を実現したという。また、カメラで撮った写真をすぐに共有できるピクチャーブログ機能もある。音楽機能に関しては、同社の「PlayNow」「TrackID」などを内蔵した。
バッテリ持続時間は、通話時9時間(3G利用時は4時間30分)、スタンバイ時330時間(3G利用時も同じ)。
ノートPC向けUSBモデム
Sony Ericssonは同日、ノートPCに挿入することでHSDPAなどの無線ネットワークを利用できるUSBモデム「Sony Ericsson MD300」も発表している。
MD300はSony Ericsson初のモバイルブロードバンドモデムで、容易なインストールが特徴。同社の音楽サービスPlay Nowへのボタンが事前設定されている。