Neroは23日(ドイツ時間)、Linux向けのCD/DVD-ROM書き込みソフトウェア「Nero Linux 3」をリリースした。Linuxカーネル2.4以降、X Windows SystemとGTK+ 2.4.10以降を搭載したシステム上で動作する。価格は19.99米ドル。全機能にアクセスできるデモ版も提供する。
Blu-rayとHD DVDに対応した「Nero Linux 3」の画面 |
今回発表になったバージョンでは、Blu-rayとHD DVDといったいわゆる"次世代DVD"に対応した。操作はCD-ROMやDVD-ROMと同様で、ドロップダウンメニューから任意の項目を選択することで、DVDを超える大容量の光学ディスクにデータを書き込むことができる。付属のGUIツールキットはGTK+ 2.4に対応。
操作性は、Windows版の「Nero Burning ROM 7」に近い。また、Windows版でサポートされている日本語を含む諸言語の表示にも対応している。
Nero Linux 3は、3月に独ハノーバーで開催された国際見本市「CeBIT」でも発表され、Blu-RayとHD DVDへ対応しているということで、注目を集めていた。ただしWindows版とは異なり、MPEG-4/AVCなど各種ビデオフォーマットに対応するNero Digitalエンコーディング機能や、CPRM対応のDVDディスクを扱う機能など、マルチメディア関連機能は搭載されていない。