【特集】

「NVIDIA GeForce GTX 680」徹底攻略 - 最強候補のKepler世代GPUを完全検証

1 今回のテスト環境

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長らくKeplerの開発コード名のみで知られてきたNVIDIAの28nm世代GPUだが、正式に「GeForce GTX 680」として発表されることになった。今回発表されたGeForce GTX 680の詳しいスペックや内部構造の詳細などは別記事として掲載予定なので、筆者はあくまでも試用できたリファレンスカードを使っての性能評価のみをお届けすることにしたい。

Photo01: 出力はDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1。ちなみにDVIコネクタは、下側はVGAにも対応するDVI-Iだが、上側はデジタルのみのDVI-Dで、このためまだアナログVGAを利用している場合、そのまま対応できるのは画面1つ分だけとなる。

Photo02: ちなみに手前の白い部分は、リファレンスカードの管理ナンバーが貼付されていた。

製品外観

リファレンスカードは黒にワンポイントの緑が入ったおなじみのものだが、GeForce GTX 580などと比べるとややエッジを強調したデザインになっており、実際には細かく角を落としているにもかかわらず、非常にごついという印象をあたえるものになっている。

消費電力は195Wと説明されており、これは6pinの補助電源端子×2の225Wの枠で収まる範囲になっているが、これが左右でなく前後に重なっているちょっと珍しい構造になっている。コネクタの着脱がしやすいように、補助電源ピンの爪がお互いに向かい合うような配置で、しかも上下方向に段差を設けてあるため、接続はそう難しくなかった。

この世代からGDDR5に対応ということもあり、バス幅は256bitに減っており、そのためか基板の配置もGeForce GTX 580と比べるとややすっきりしている印象だ(Photo03)。

Photo03: この写真で言うと、GPUの左に2個、GPUの下と右に3個づつGDDR5が配されているのが判る。

NVIDIAのシステム情報(Photo04,05)ではグラフィックコアが1GHz駆動、GDDR5がデータレート6Gbpsと表示されており、またPCI Express Gen3に対応とされている。ところがGPU-Zで確認してみると(Photo06)なぜかPCIe Gen2対応ということになっており、このあたりは別途確認が必要だろう。

Photo04: CUDAコアは1536個。

Photo05: ここではPCI Express Gen3に対応と表記されている。

Photo06: 画面が全部表示されていないのはGPU-Zの仕様である。

ちなみに寸法だが、

基板寸法 外形寸法 重量
GeForce GTX 580 リファレンス 268mm 891g
GeForce GTX 680 リファレンス 255mm 803g

と、むしろ小さくかつ軽くなっている。

テスト環境

さてテスト環境だが、GeForce GTX 580に加えて、AMDのRadeon HD 7970も加えて3製品での比較としてみた。ただ今回はPCIe Gen3の動作を確認してみたかったので、いつものCore i7-2600K+Z68マザーボードではなく、 Core i7-3960X+X79マザーボードを利用して比較を行ってみた。また、以前Radeon HD 7970のレビューを行った時はAMDからRadeon HD 7970のリファレンスカードを借用したが、今回これが入手できなかった。そこでASUSTeKのご好意により、同社のHD7970-DC2T-3GD5を借用して比較を行った(Photo07~09)。ただこのHD7970-DC2T-3GD5、デフォルトでややオーバークロック動作を行う(Photo10)。このためテストではAMD OverDriveを利用し、どちらも正規のクロックにあわせる形でテストを行った(Photo11)。その他のテスト項目は表1に示す通りである。今回ドライバはGeForce GTX 680のみ、一緒に提供されたVersion 300.99を利用したが、GeForce GTX 580およびHD7970-DC2T-3GD5については、それぞれ原稿執筆時点でNVIDA/AMDから公式にダウンロードできる正規版ドライバを利用した。

Photo07: 3スロット厚の存在感たるやすごいものがあった。ちなみにDVI×2とDisplayPort×4の構成。店頭価格はだいたい48,000円前後。

Photo08: 補助電源コネクタは8pin×2の構成。ファンの騒音はリファレンスに比べると明らかに静か。直径も大きいし2つついているので、そこまで回転数を上げなくても十分冷却できるという事なのだろう。

Photo09: 裏面もフルカバード。

Photo10: 本来はコアクロック925MHz、メモリクロック1375MHzなので、それぞれわずかながらオーバークロック動作となる。

Photo11: 設定後の状況。ちなみにここの設定はPhoto10には反映されないようだ。

■表1
CPU Core i7-3960X
M/B Intel DX79SI
BIOS SIX7910J.86A.0430
Driver Intel INF Driver 9.2.0.1022
Memory DDR3-1600 CL9 2GB×4
Graphics NVIDIA GeForce GTX 580 Reference NVIDIA GeForce GTX 680 Reference ASUSTeK HD7970-DC2T-3GD5
Driver Version 296.10 Version 300.99 Catalyst 12.2
HDD HGST Deskstar HDP725050GLA360 500GB×2 (RAID0, NTFS)
Intel Rapid Storage Technology Enterprise Driver V3.0.0.3011
OS Windows 7 Ultimate 64bit+Service Pack 1 日本語版
.NET CLR 2.0.50727

ベンチマーク結果

それでは順にベンチマーク結果をご紹介したい。なお、以下グラフにおける表記は、

GTX 580 : NVIDIA GeForce GTX 580 リファレンス
GTX 680 : NVIDIA GeForce GTX 580 リファレンス
HD 7970 : HD7970-DC2T-3GD5

となっている。ちなみに特に断りがない限りテストは3回づつ行っており、特にゲームにおけるフレームレートの平均/最小/最大は3回を通しての平均/最小/最大フレームレートを示している。またフレームレート変動に関しては(3回分を全部掲載すると大変なので)初回の結果のみを示しているので注意されたい。

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インデックス

目次
(1) 今回のテスト環境
(2) 3DMark Vantage v1.1.0
(3) 3DMark Vantage v1.1.0
(4) UNiGiNE Heaven Benchmark Version 2.5
(5) Sandra 2012 Engineer Edition
(6) DirectCompute&OpenCL Benchmark v0.45b
(7) LuxMark 2.0
(8) Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark
(9) Battlefield 3
(10) F1 2011
(11) Far Cry 2
(12) Metro 2033
(13) The Elder Scrolls V: Skyrim
(14) Warhammer 40000: Dawn of War II - Chaos Rising
(15) 消費電力測定
(16) 考察

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