日清食品

「日清チキンラーメンどんぶり」

170円(税抜) / 内容量85g(うち、麺80g)

1958年に発売された世界初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」を、手軽に食べられる丼タイプのカップラーメンに。良質な鶏ガラエキスとローストした醤油による味わいで、子供から大人まで幅広い層に愛されているロングセラー商品だ。麺はツルッとしてコシがあるタイプ。スープは、国産鶏肉と有機丸大豆醤油を使って旨みとコクをいかしている。具材はやわらかくジューシーな鶏肉と、ふんわりかき玉、大ぶりのカットネギ。

試食コメント
麺はかなり縮れていてやわらかく、万人受けする味わい。おなじみのチキンラーメンの味が、カップにしたことで手軽に楽しめますね。かき玉は、玉子の食感と味が面白い。生卵に近いような感じでふわっとしていて、インスタントっぽくない。スープは鶏のだしがきいています。醤油が前面に出て、それを鶏のだしが支えています。麺はスープとよく合っていて、麺にもよく味がしみている。

「カップヌードル」

170円(税抜) / 内容量77g(うち、麺65g)

1971年に発売された世界初のカップ麺。「カップ麺といえばやはりこれ」という人も多いはず。独特のつるみのある麺に、日本人向けに開発された絶妙な醤油味のスープは、変わらないおいしさを守り続けている。具材は、エビ、玉子、肉、ネギなど。

試食コメント
同じメーカーの「チキンラーメン」と比べると、醤油を抑えて塩気が出ている感じ。麺は縮れていて、よくスープを持ち上げている。スープは、醤油ラーメンと塩ラーメンの中間くらいの感じ。チキンの味もほのかに感じられ、コンソメスープのよう。おにぎりにも合いそう。

「カップヌードルライト」

170円(税抜) / 内容量53g(うち、麺40g)

低カロリー商品への注目を受けて開発された、1食198kcalというヘルシーなカップラーメン。カロリーは抑えつつこれまでの「カップヌードル」ブランドのおいしさを保つため、「ミスト・エアードライ製法」(麺を油で揚げず、必要最小限の植物油を麺表面にミストシャワーし、熱風乾燥する製法)と、「オリジナル3層麺製法」(麺の中心層の一部に食物繊維を練りこむことで、さらに低カロリー化を実現)という新たな製法を生み出した。これらの製法により、ノンフライで低カロリーながら、フライ麺のような味わいに。スープは、「カップヌードル」ブランドの味の特徴を再現しつつ、すっきりとしたライトタイプ。

試食コメント
「カップヌードル」と比べると、味はかなりあっさり。塩分量にも気を使っているのか、塩気も控えめな印象。麺はノンフライということで、軽いですね。さっぱりとしていて、カロリーを気にしている人に向けているのがよく分かる。ローカロリーなわりに、味的にはしっかりと"ラーメン"として感じられます。麺は繊維分を練りこむなど工夫しているようですが、特に違和感はなく、通常のラーメンの麺としておいしいです。スープは醤油ラーメンと塩ラーメンの中間くらいで、コンソメ風。油が感じられないのでくどくない。

「出前一丁どんぶり しょうゆ味」

170円(税抜) / 内容量83g(うち、麺70g)

「出前坊や」の元気でかわいいパッケージが目印の「出前一丁」は、1968年登場のロングセラーブランド。スープは、しっかりと焙煎したゴマが香ばしい秘伝の「ごまラー油」をきかせた醤油味。さらに、鍋で3分間煮込んでつくる袋麺の味わいをカップラーメン版でも再現し、煮込み麺独特の味わいをプラスしている。麺はプリッとした食感の食べ応えのあるしなやかな麺。焼豚、ネギ、ナルト、玉子といった、オーソドックスな醤油ラーメンの具材を合わせる。

試食コメント
スープは鶏がら醤油味でさっぱりめ。ゴマ油がかなりのアクセントになっています。麺をすすったときに、ゴマ油の風味がついてくる。見た目はシンプルだが、ゴマ油の味わいがあり、非常にインパクトがある。カップ麺の中でゴマ油をきかせたタイプは少ないので、見た目はスタンダードながら独特の味わいの一品といえるのでは。麺はかなり縮れていて、やわらかめ。

「日清ラ王 みそ」

215円(税抜) / 内容量213g(うち、麺155g)

1992年の発売以来、生タイプ麺のおいしさと品質を追求してきたブランド「日清ラ王」。麺はそれぞれスープの味別に開発されており、「みそ」は粘りと弾力のあるやや平たい形状の中太縮れ麺。つるみとシコシコした歯ごたえは生タイプ麺特有のもの。スープは、豚の旨みと野菜を炒めたような風味を持ち、しっかりとした厚みのある濃厚な味わいの味噌スープ。さらに山椒等で後味を引き締めることで、こってりとしながら何度でも食べたくなるすっきりとした後味を工夫しているという。具材は肉ミンチ、キャベツ、ニンジン、ネギ、コーン。

試食コメント
やはり生タイプの麺。ラーメン店の麺に近い感じで完成度が高い。熟成麺に近い色合いで、表面はツルツル、のど越しもとてもよい。スープは、札幌の味噌ラーメン風で、味噌の香りがしっかりとしていておいしいですね。麺にはウェーブがかかっていて、スープの持ち上げもよい。麺の完成度が高く、ツルツルシコシコした食感。最後まで飽きずに食べられます。