屋外での色や明るさがうまく合わない

屋外でペットを撮ると明るくなりすぎたり逆に暗くなりすぎたりして、思いどおりに写らないことがある。これは犬の体色にカメラが反応してしまうから。この現象には撮影の際に露出補正をこまめに行うことを薦める。また編集ソフトを使って画像を修正する方法もある。

解決テクニック20:犬の色や光の向きに合わせて露出補正をする

大半のデジタルカメラには、露出を補正する機能が搭載されている。プラス側に設定すると明るめに写り、マイナス側に設定すると暗めに写るという仕組みになっている。また液晶モニタでリアルタイムに補正結果を確認できる製品もある。

露出補正画面。右側がプラス側になり明るく写り、左側がマイナス側になり暗く写る

黒い毛並みを持つペットの場合は、マイナス側に露出補正をする。デジカメは画面全体が平均的な明るさになるように露出を決定するため、犬の毛を「黒い部分が多いので、ちょっと明るめにしよう」と自動的に設定してしまうことが多い(左写真)。調整して、明るくぼやけてしまうのを防ごう

逆に白いペットならプラス側に露出補正を。黒い犬の時の原理と同じく「白い部分が多いので、明るすぎないようにしよう」とカメラ側が暗く写してしまう(左写真)ので、グレーにならないように気をつけること

逆光などでペットが暗くなってしまう場合は、露出補正をプラス側に調整するとキレイに写る。液晶モニタの確認だけでは心配なので、補正の量を変えながら写りを確認しつつ、何枚か撮影しておくといい。

逆光の際、露出補正をプラスにした場合。毛に光が当たりすぎだと思うかもしれないが、ペットの表情を明るく写せる