ああ、重なるもの…仕事運最悪の日

異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)

【悪いことは重なる!?】

「自分は何も悪くないのに、なぜか仕事がうまくいかない…」そんな経験はありませんか? しかもそんな日に限って悪いことが重なるものです。私の場合、家庭教師の日が「仕事運最悪の日」でした。

友人宅から家庭教師のお宅へ向かっていたところ、マンションのエレベーターでいきなりの停電タイム。ちょうど停電が頻繁に起こっていた時期ではあったものの、よりにもよってエレベーターに閉じ込められるとは…。

運良く20分程度でバワーブに助けてもらえたのですが、その時点で無駄に疲労疲れてしまった私。しかも遅刻は免れそうにありません。心が折れかけましたが、「絶対仕事に行ってやる」という一心で、気合を入れなおします。疲れた体を引きずりながら、ちょっと遅刻して生徒宅へ。

「遅れてごめんね!」とドアを開くと室内は真っ暗…。嫌な予感しかしません…。

おそるおそる聞いてみると、なんと私が到着するタイミングで停電になったというではありませんか! しかも回復するまで1時間ぐらいかかりそう、とのこと。1日に2度も停電に見舞われるとは、仕事運最悪すぎ…! アンラッキーな出来事に負けたくないという気持ちはしぼみ、がっくりと体中の力が抜けました。

結局授業はキャンドルや懐中電灯を駆使して行うことに。薄明かりの中、どうにか無事に勉強を終了することができました。

そんな「トホホ」な日には、お気に入りのカフェに行って息抜きをするのが1番。ということで、帰りはカフェに直行し、水タバコとお茶をすすりながらゆっくりとした時を楽しんだのでした。

おろぐちともこ
大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。
現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。