栄えある第1回目は明治大学博物館

素晴らしきミュージアムグッズを発掘し、ランキング形式で紹介する本連載。(1)インパクト(2)価格(3)レア度(4)実用性(5)注目度の5項目から各ミュージアムショップごとに10点のグッズを選びました。なかでも「すごいグッズ」には、独自に「マイコミジャーナル賞」を授与するというとんでもない裏企画。そんなコンセプトとノリで始めてしまったワケですが、第1回目となる今回は明治大学博物館のミュージアムショップ「M2 エムツー」よりお送りします。

ミュージアムショップ M2 エムツー

アクセス : JR御茶ノ水駅徒歩5分 / 地下鉄新御茶ノ水駅徒歩8分
開室時間 : 月曜~土曜日 10:00~16:30※夏期休暇期間中の土曜は閉室
休館日 : 8月10日~16日、12月26日~1月7日※8月の土・日曜に臨時休館あり

常設展の内容とミュージアムショップの詳細についてはこちらのレポートをどうぞ。レポートでは、明治大学博物館が発表している売り上げランキングトップ3を紹介しています。

そもそも、連載の第1回目に明治大学博物館を選んだ理由は、鉄の処女(以下、アイアン・メイデン)がデザインされた「アイアン・メイデン Tシャツ」があると聞いたから。拷問道具のアイアン・メイデンが赤地のTシャツにあしらわれていると聞いただけで、好奇心もうずきまくるというモノ。実は、取材に行く前から「これはもう1位で決まりじゃないのか?」という勢いだったのですが……今回は若干の誤算がありました。

アイアン・メイデン Tシャツ

というのも、アイアン・メイデン Tシャツはすでに完売で、再販する予定も今のところないとのこと。なんてこった、連載開始当初から暗礁に乗り上げるとは……。でも「はいそうですか」と引き下がるマイコミジャーナルではございません。ミュージアムショップで販売されていた数あるオリジナルグッズの中から、「アイアン・メイデン Tシャツ」に勝るとも劣らない10品をチョイスしてみました。

全体の総評としては「アイアンメイデン」「土偶」「十手」「土器」と、明治大学博物館の展示品を可愛らしくデザイン化しているのが特徴。でも意外なことに、結構どれもセンスがよくて実用的だったのが印象的でした。それでは独断と偏見による裏ミュージアムグッズ、いよいよ発表です。

第10位 デザイン・センスに感服の「一筆箋」

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ただの一筆箋ではございません。土偶 / アイアン・メイデン / 十手 / 土器の4種類がラインナップ。いずれもデザイン・センスが素晴らしいのもさることながら、1枚1枚の紙にもデザインがあしらわれていて、一言メッセージとして添えたら喜ばれること間違いなし。特にお奨めは土偶柄。お茶目過ぎです。各400円。

第9位 在庫少なく希少価値アリ!の「コースター」

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アイアン・メイデン(赤)と土偶(黒)の2種類が用意されています。本皮製できちんとコーティングされているので染みができにくく、実用的。毎日のティータイムが楽しくなりそうな愛らしいデザインもポイント高し。在庫が少なくなってきているので希少価値も。2枚入り1,100円。

第8位 いつでもアイアン・メイデンと一緒にいられる「キーホルダー」

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コースターと同じ色合いですが、いつでもメイデンや土偶といっしょにいられる、ということでコースターより上位にランクイン。2個買っても2,000円札でお釣りがきます。土偶とアイアン・メイデンの2種類が用意されており、各850円。

第7位 メイデンTシャツは完売だけど、存在感ありまくりの「土器Tシャツ」

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アイアン・メイデン Tシャツは完売していますが、土器と十手柄はショップで販売中です。どちらも甲乙つけがたいのですが、マイコミジャーナル的にお勧めなのが土器柄。白地にオレンジ色で旧石器から古墳時代にかけての様々な土器がデザインされています。「ワタシは土器が好きだーーー!」と主張できてしまう……かも! 1,500円。

第6位 「御用だ御用だ!」と思わず口にしてしまいたくなる「十手ストラップ」

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江戸時代の護身具であるとともに、警察権を行使できる者の身分を表す道具「十手」。貴重な刑事関係資料として、明治大学博物館に展示されています。その十手がミニサイズで、しかもストラップとして持ち運べるという画期的なグッズ。思わず「御用だ御用だ!」と口にしてしまいそう。1,100円。

第5位 イロモノ感がたまらない隠れた一品「埴輪キーホルダー」

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長野県にある「星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム」の委託販売品も何点か置かれています。中でも目立つのは、ハニワがカメラを抱えているというこの「埴輪キーホルダー」。何気に買ってしまいそうな可愛さとイロモノ感がたまらない。色づかいもビビットでポップな印象です。

第4位 製作に1年かけたこだわりの「土偶マグカップ」

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明治大学博物館の考古部門では、どこも欠損していない完全な状態の遮光器土偶が展示されおり、必見です。その土偶が白地にワンポイントあしらわれているこのカップ。製作に1年費やしたというこだわりようで、使う度にほんのり和めること請け合いです。1個900円、2個セット1,500円。2個で割引になっているのも心憎い。

第3位 再販希望です「土器ネクタイ」

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アイアン・メイデンTシャツ同様、完売してしまった「土器ネクタイ」。オレンジがかった赤色に黄色や青で彩色された土器が所狭しとデザインされています。胸元を飾る太古の美を感じさせられる一品。しかも、シルクですよ!パパへのプレゼントにどうぞ。十手柄はまだ在庫あり。5,000円。

第2位 やっぱり「アイアン・メイデン Tシャツ」

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すみません、完売品が2つもランクインしてしまいました。赤地のTシャツの中央に鉄の処女。インパクトありすぎです。値段も1,500円とお買い得。2004年にショップがオープンした直後に売り切れてしまったというのも納得です。マイコミジャーナル挙げて再販希望!

アイアン・メイデン Tシャツは、面白グッズとしても普通に欲しいグッズとしても、とにかく文句なしの上位ランキング。3、4位のネクタイとマグカップは、まさに「ここならでは」の商品と言えるでしょう。5位の埴輪キーホルダーは、委託販売ということもあり隠れた一品かもしれません。6、7位の「十手ストラップ」「土器Tシャツ」は展示を見た後でショップを覗くと思わず衝動買いしてしまいそう。8、9位のコースターとキーホルダーは、いずれも本革を使用しており、こだわりが窺えます。そして10位の一筆箋。実は一番使えるのでは……。

……そして発見しました堂々の1位!

第1位 「1998年 ヨーロッパ拷問展限定Tシャツ」

前面には、黒地に各国語で「拷問反対と言おう」とびっしり書かれている。背面には1998年 ヨーロッパ拷問展の文字が……。そして何とこの品は非売品!1,500円以上お買い上げの方にもれなくプレゼント(9月末まで)とのことで、インパクト・価格・レア度において星5つをつけさせていただきました。文句無しの1位です。なくなり次第終了とのことなので、読者のみんなも早めにゲットして、「ノーモア拷問」を叫ぼう!

インパクト ★★★★★
価格 ★★★★★
レア度 ★★★★
実用性 ★★
注目度 ★★★★

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