2017年4月からスタートするTVアニメ『フレームアームズ・ガール』。本作はホビーメーカー・コトブキヤが展開する同名のプラモデルシリーズを題材としている。

日笠陽子(ひかさようこ)。1985年7月16日生まれ。神奈川県出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演は『フレームアームズ・ガール』源内あお役、『けいおん』秋山澪役、『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』篠ノ之箒役、『ハイスクールD×D』リアス・グレモリー役など

『フレームアームズ・ガール』のTVアニメ化を記念して、マイナビニュースではキャスト8名へのインタビュー企画を実施する。第1回に登場するのは、主人公の源内あおを演じる日笠陽子。『フレームアームズ・ガール』は、ごく普通の女子高生あおが、間違って自宅に届いてしまったフレームアームズ・ガールの轟雷を偶然起動させてしまったこところから物語が始まる。フレームアームズ・ガールたちに囲まれた「普通の女子高生」を日笠はどのように演じているのだろうか。

ナチュラルに自分のままみんなと一緒に進んでいけたら

――『フレームアームズ・ガール』は、もともとコトブキヤのプラモデルとして展開されていたシリーズです。作品のお話を聞いた時の印象を教えてください。

これまでフィギュア系が原作というのはあっても、プラモデルが原作という作品に関わらせていただくのは初めてでしたね。キャラクターデザインを見たときに、フレームアームズ・ガール(以下:FAガール)たちにはみんな武器が付いていたので、「バトルものかな。シリアス展開かな」と思っていました。でも、蓋を開けてみるとギャグシーンも多くて、「現実にいるFAガールたちも動き出してしまうんじゃないか?」と思ってしまうくらい、日常に溶け込んだストーリーになっていました。

――あおは、寿 武希子を除くとほぼ唯一の人間キャラクターですが、演じる上でそういった点をどのように表現しているのでしょうか。

あおちゃんはFAガールたちからマスターと呼ばれている存在です。なので、「あおがFAガールたちと一緒に成長していく物語ではない」、「あおと一緒にいることで彼女たちが成長していくので、背中を見せてください」とスタッフから言われました。実際、アフレコ現場では私も上の方なんですよ。日笠としても、あおとしても、新人の子たちに背中を見せられるような、お手本となれる存在でありたいと思いながら演じています。

源内あお

――作中とリアルがシンクロしているんですね。『フレームアームズ・ガール』は、「FAガールたちのキャッキャウフフな日常を描く」というコンセプトですが、アフレコ現場でもそのような雰囲気ですか?

そうですね。みんな元気満点です。先日、アフレコのあとに、私が音頭を取ってキャスト、スタッフたちで飲みに行ったんですよ。スタッフさんは何名か記憶をなくすほど飲んでいましたね(笑)。このご時世、飲み会に行って、そこでスタッフさんと話したりという機会もなかなかないので、そこでの絆を深めていきたいと思ったんです。みんな楽しんでくれていたので良かったです。

――すでに座長としてみなさんを引っ張っているんですね。

そんな座長だなんて(笑)。私は頼りない年長者なので、引っ張っていくようなタイプではないんです。「がんばって引っ張っていかなきゃ」と思うと、そこにひずみが生じてしまう気がしてしまう。できるだけナチュラルに、自分のままみんなと一緒に進んでいけたらと思っています。

話数が進むごとにどんどんアホの子に

――実際にあおを演じていて、印象的だったディレクションなどはありますか?

オーディション時のあおのセリフは、結構シリアス要素が強いものだったので、最初はそこに引っ張られていました。役が決まって、実際に演じるとなった時はヒロインらしいヒロイン像をイメージしていましたね。でも、アフレコ前に音響監督から、「アホの子でお願いします」と言われたんですよ。「いい意味でアホの子でお金が大好きだけど、器が大きくてFAガールたちへの愛情があります」と。その後、音響監督さんに「あおと私に求めるものはありますか」とお聞きしたら、「そのままでいいです。もうキャラクター作りは完成しているので、そのままで」と言われたのが印象に残っていますね。第1話では真剣に驚いたり、怒ったりはしているんですけど、話数が進むごとにどんどんアホさを強調していっています。

――ストーリーを通して成長しない主人公というのもなかなか珍しいですね。成熟した大人ならともかく、10代の高校生ですし。

なかなかないですよね。ほんとうにあおは懐が深いんですよ。FAガールが暴れて部屋や建物を壊してもまったく意に介さない。自分の家が壊れても、FAガールたちが次々とやってきて同居人が増えようとかわらないんです。武希子というプラモデルに詳しいというキャラクターは武器を作ることができるんですけど、あおは武器を作っても「間違えた~~」って、まったく成長しない。そこまた面白いところですよね。心の広さだけでカバーしているんです(笑)。

――そんなあおですが、日笠さんの中で「このシーンのあおがオススメ」というポイントはありますか?

轟雷が落ち込んでしまう、とあるエピソードがあるんですけど、その姿を見たあおが、改めて「みんなにしてあげられることはなんだろう」と考えるんです。みんなと同じ目線になって考えてあげられるという、あおの内面が垣間見えるシーンがあるので、そこを楽しんでもらいたいですね。

――日笠さんがお気に入りのキャラクターは?

私はマテリア姉妹が、シロとクロセットで好きですね。演じている(山崎)エリイちゃんの独特の空気感がいいんですよ。私はシロとクロもオーディションで受けているというのもあって、エリイちゃんが実際に演じている姿を見て、「こういう方向性もあるのか!」というひとつの正解を見せてもらっていて、毎回感動しながら見ています。キャラクターとしてのシロとクロは、あまりほかのFAガールとはわちゃわちゃしないんですよ。ブラックオチ担当みたいなところがあるので、そこも面白いんです。

――最後に、日笠さんのところに実際にフレームアームズ・ガールが届き、それが動き出したら……?

あおのように冷静には……いられないですね(笑)。でも、ポケットサイズでしゃべれる子が来るというのは夢ですね。もし、あおのようにそれを受け入れられる器があるとしたら一緒にお出かけをしたいです。ピクニックとかに行きたいんですけど、彼女たちはご飯を食べられないんですよねえ……。なんかペット感覚になっちゃっていますね。そうだ、家事をしてもらったり、現場に携帯を忘れたから取ってきて―ってお願いしたり、お手伝いをしてもらいたいです(笑)。

第2回は轟雷役の佳穂成美が登場

●TVアニメ『フレームアームズ・ガール』放送情報
初回放送日は以下の通り
4月3日 23:05 TOKYO MX
4月4日 23:30 BS11
4月7日 21:30 AT-X
●配信サイト情報
4月8日 正午 dアニメストア
4月7日 22時以降 ニコニコ生放送、ニコニコチャンネル、ビデオマーケット
4月11日 0時以降 AbemaTV、GYAO!、Hulu、U-NEXT、アニメ放題、Amazonプライムビデオ、Amazonビデオ、バンダイチャンネル、auビデオパス、J:COMオンデマンド、ひかりTV、楽天ショウタイム、acTVila、ドンドコ、Happy動画

(C)KOTOBUKIYA / FAGirl Project

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