俳優の役所広司が主演を務めるTBS系日曜劇場『陸王』(毎週日曜21:00~)の第5話が19日に放送され、平均視聴率が16.8%と自己最高を記録したことが20日、わかった(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。前回から2.3ポイント増となった。

舞台挨拶に出席した山崎賢人、役所広司、竹内涼真(左から)

初回14.7%、第2話14.0%、第3話15.0%、第4話14.5%と推移。第2話はフジテレビで「プロ野球・日本シリーズ」、第4話はテレビ朝日で人気映画『シン・ゴジラ』と、裏に注目番組がありながらも好調をキープしてきたが、第5話で16.8%と大幅アップした。

『半沢直樹』や『下町ロケット』で知られる池井戸潤の同名小説を原作とする同ドラマは、かつては隆盛を誇った倒産寸前の足袋業者「こはぜ屋」が、仲間たちと共に復活を目指し、ランニングシューズの開発に挑んでいく物語。主人公の「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その長男・宮沢大地を山崎賢人、実業団「ダイワ食品」陸上競技部員・茂木裕人を竹内涼真が演じている。

第5話は、「陸王」の開発資金がかさみ、一刻も早く商品化を急ぐ宮沢だったが、ある日、陸王のために試行錯誤しているシルクレイのソール技術を応用した新しい地下足袋の開発を思いつく。ほどなく製品化に成功し「足軽大将」と名付けられた地下足袋は、大きな反響を得て瞬く間にヒット商品へと成長。これで資金繰りにも明るい兆しが見えたと、陸王開発を新たに心に決める宮沢だったが、そんなときシルクレイの製造に暗雲が立ち込めるといった展開だった。

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