トラストバンクは9月14日、働いた経験のある60代以上のシニアを対象とした「働く意欲に関する意識調査」の結果を発表した。調査日は2017年9月8日、有効回答は1,111人。

シニアの6割超が「70歳以上まで働きたい」

働いた経験のある60歳以上で現在も働いている人(446人)に「何歳まで働きたいか」を尋ねたところ、「70歳」が28.5%と最も多く、「70歳代」(70歳から79歳)と答えた割合は計51.6%に上った。また「80歳以上」の回答も11.2%あり、シニア世代の62.8%が70歳以上まで働きたいと考えていることがわかった。

あなたは、何歳まで働きたいですか?

一方、現在働いていない60歳以上の人(665名)に「何歳まで働いたか」を尋ねると、26.8%が「60歳」で、56.2%が「60歳以下(計)」で仕事を辞めていた。

働くことが好きかとの質問に対しては、過半数の57.6%が「好き」または「どちらかといえば好き」と回答。他方、「どちらでもない」は27.2%、「好きではない(どちらかといえば含む)」は15.2%にとどまった。

仕事に対して重要だと思うことを聞くと、「自分のやりたい仕事であること」が57.9%で最多。次いで「勤務地が近いこと」が56.0%、「職場の雰囲気が良いこと」が48.5%、「時間の融通がきくこと」が41.8%、「自分の個性や能力が生かせること」が37.4%となった。

「あなたにとっての仕事を一言で表すと何か」とフリーアンサーで尋ねたところ、圧倒的な票を集めたのは「生きがい」(113票)。以下、2位「人生の糧(生活の糧)」(72票)、3位「社会とのつながり(社会参加、社会貢献など)」(60票)、4位「人生(人生そのもの、人生の一部など)」(57票)、5位「生きるため(生活のため)」(30票)と続いた。