本田技研工業(ホンダ)は14日、コンパクトステーションワゴン「シャトル」に、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプ標準装備とするなど商品の魅力を向上させ、9月15日に発売すると発表した。

ホンダ「シャトル HYBRID Z・Honda SENSING」

「シャトル」は5ナンバーサイズの扱いやすいコンパクトなボディーと、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトが実現した、多彩なシートアレンジや広く快適な室内空間が特徴のコンパクトステーションワゴン。今回の一部改良では、そのような元来の強みに加えて「Honda SENSING」を全タイプに標準装備として安心装備を大幅に強化させたほか、クラストップの燃費をさらに向上させるなど、さまざまな領域で商品力を高めている。

「Honda SENSING」は、ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキやステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援するシステム。自動ブレーキや誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能に加え、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS(車線維持支援システム)」、アクセルペダルから足を離しても前走車との車間距離を適切に保つ「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」などでドライバーの負担を軽減し、快適な運転をサポートする機能も充実している。

パワートレインでは、ハイブリッドモデル採用の「SPORT HYBRID i-DCD」とガソリンモデル採用の1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンに対し、それぞれの特性を生かしたチューニングを実施。ハイブリッドモデルではクラストップの34.4km/L(JC08モード)の低燃費を実現しつつ、スムーズな加速フィールなどの運転する楽しさも進化させた。

内外装の装備も充実させており、飲み物の容器サイズに応じて深さを二段階で調節可能なドリンクホルダー、省電力で明るく遠くまで照らすLEDのフォグライト、音楽再生やマップアプリケーションの操作などをナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」「Android Auto」の採用が行われている。「シャトル」の価格は177万120円~263万1,960円(税込)。