女優の吉本実憂が、10月7日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『さくらの親子丼』(毎週土曜23:40~)で、初めての金髪姿を披露する。

『さくらの親子丼』に出演する吉本実憂=東海テレビ提供

吉本が演じる二宮あざみは、古本屋の一室で真矢ミキ演じる主人公・九十九さくらが提供する親子丼の味と彼女の包容力にひかれ、本当の母親のように接してくれるさくらに心を開いていく家出中の少女という役どころ。また、長男を失ったさくらの深い心の傷と関わりがあるキーマンとなる人物だ。

不良役ということで、グラデーションの金髪姿で演じるが、これは自らのアイデアだそう。「全部金髪に染めると、髪色の管理が大変と美容師さんに聞いたんです。あざみは家出中の子なので、髪の毛をしょっちゅう染めることはできないと思ったので、『それなら耳たぶの下ぐらいまで染めるのはどうでしょうか?』と、提案しました」と明かした。

最初に鏡を見たときは「シンプルに『わ、金色だ』と思いました。クランクインの前日に染めたので、役作りは自分なりにしていたのですが、形から入るという言葉もあるように髪を染めた時に、『よし、あざみとして頑張ろう』という気持ちがあらためて入りました」と精神面に影響も。「金色という、かっこいい色が自分の一部になったことで、少し気持ちが強くなった気がして、奇抜なファッションも、より好きになっています」とも語った。

東海テレビの遠山圭介プロデューサーは「吉本さんは金髪姿も意外に似合うと思いました。そして、あざみのイメージにとても合っていますね」と太鼓判。吉本は「あざみという役を通して、視聴者の方に『信じてもいい人がいる』ということや、『人は変われる』ということなどを感じていただけたら」と呼びかけている。