タレントのビートたけしが、10日放送のフジテレビ系大型特番『FNS27時間テレビ にほんのれきし』で、漫画家の故・赤塚不二夫さんとの思い出を語った。

ビートたけし

番組では、FNS系列各局が歴史にまつわるご当地自慢を競う「れきし自慢!大賞」コーナーで、赤塚さんが少年時代に描いた落書きが登場。たけしはそれを見て「真面目な人の漫画みたい」と感想を漏らしながら、ありし日の赤塚さんとの思い出を語りはじめた。

たけしは「俺と所(ジョージ)とタモリは、いつも新宿の寿司屋で、赤塚さんとメチャクチャなことばっかりしてた」と述懐。赤塚さんの人柄について、「破天荒を装うんだけど、やっぱりこの人、気が小さい人だと思ったよ。照れ屋だから『飲みなよ』って言って自分も飲んじゃうし、おいらが酔っ払ってメチャクチャやるのを見て、笑って喜んじゃって、『俺も仲間に入ろう』みたいな感じだった。結構、真面目な人だと思うんだよね」と振り返った。

その上で、「アートの世界は、赤塚さんみたいな人が多い。普段はメチャクチャなことできなくて友達と一緒に酒飲んじゃって盛り上げるんだけど、表現する時の爆発力みたいなのがあるよね」と持論を展開。

「(赤塚さんが)死ぬ間際に呼ばれて、新宿のホテル行ったら飲んでたもんね。『なんで飲んでんの?』って聞いたら、『だって飲むしかねーじゃん』って」とエピソードを明かした。