Houzz Japanは9月5日、「Houzz&Home (Houzz住まいのアンケート2017)」の結果を発表した。調査は3月15日~4月19日、世界中のHouzzユーザーを対象にメールで行われた。本稿では、日本の一般ユーザー904名の回答と、2016年中にリフォーム・リノベーションを実施した132名の情報を集計している。

「住まいに関する活動内容と、リフォーム・リノベーションの費用」

調査ではまず、2016年に住まいに関して行った内容を聞いた。結果は「インテリアや家具の変更」(35%)がトップ、次いで「リフォーム・リノベーションをした」(15%)、「物件を購入」(13%)、「引っ越しをした」(12%)となった。

続いて、リフォーム・リノベーションの平均費用を調べた。結果は2016年は472万1,875円で、2015年(391万1,100円)に比べて21%増加した。一方、最近住宅を購入した人に絞ってみると、平均費用は629万6,739円という結果に。より費用をかけ、規模の大きなリフォーム・リノベーションを行っていることがわかった。

また、最近住宅を購入した人がリノベーションを実施した場所(部屋)としては、「キッチン」(48%、リノベーション実施者全体では32%)や「リビングルーム」(42%、同27%)、「バスルーム」(32%、同38%)が上位に。リノベーションを選択した理由としては、「好み・イメージに合わせてカスタマイズした空間を作りたい」(65%)、「家を買うより手頃に実施できる」(45%)、「自分たちの手でプロジェクトを計画したい」(35%)などの項目が挙がり、自身の理想と完璧に合致した家を探すよりも、リノベーションを実施することを前提として家を探す傾向がうかがえた。

「リフォーム・リノベーションで優先した項目」

次に、リフォーム・リノベーションをする際に何を優先したか聞いたところ、「使い勝手の良さ」(59%)、「デザインや見栄えの改善」(51%)、「改修にかかる費用をできるだけ抑える」(40%)が上位に。そのほか、「人体に有害な素材を使わない」(30%)や「エネルギー効率の良さ」(20%)、「エコな素材を利用する」(14%)、「最新のテクノロジーを導入する」(9%)など、エコでスマート、かつ身体にもよい家づくりを優先にしている人も多かった。

「2017年に実施予定のプロジェクト」

2017年に住まいに関して行う予定のプロジェクトについて聞くと、「インテリアや家具の変更」(40%)に次いで、22%の人が「リフォーム・リノベーション、修繕工事」を予定していることが判明。その平均予算は125万9,500円で、2016年の平均予算 (109万7,400円)を16万円以上も上回った。