出産の日、妻が一番大事で心配だった

妻が一番大事で心配だった出産

正直なところ、僕は会社を独立して間もない頃で、出産予定日が会社の締め日に近かったので、もう少しずらせないかなぁなんて、ずるい気持ちもありました。出産日までにあれもやらないと、これもやらないと、とすごく不安で焦る気持ちだったのを覚えています。

その日は最高気温35℃のとてもよく晴れた暑い日でした。仕事を午前中で切り上げ、途中でお弁当を買い、病院へ向かったのを覚えています。病院に到着すると、妻はとても辛そうにしていたので、出産まで何度も背中をさすりました。

立会い出産だったので、ずっと妻の手を握っていました。分娩室に入ってからは1時間ほどですが、「頑張れ!頑張れ!あと少し!あと少し!」と声をかけ、妻の汗を拭き、出産まではあっという間に感じました。