きょう9日から、フジテレビ系ドラマ『警視庁いきもの係』(毎週日曜21:00~ ※初回15分拡大)がスタート。主演を務める俳優の渡部篤郎はクランクイン前、「今回は気合が入ってますから」と、並々ならぬ意気込みを語っていた。

渡部篤郎(左)と橋本環奈

渡部演じる鬼警部補・須藤友三と、橋本環奈演じる新米巡査・薄圭子の凸凹コンビが、動物の生態をもとに事件解決に奔走する姿を描いていく同作。橋本は、今作が連ドラ初ヒロインということで、初共演の渡部は「この年齢(18歳)で現場を背負ってやるというのは、大変だと思うんですよ。(橋本を)我々が守っていくべきなんじゃないかなと思います」と思いやった。

渡部は、原作と台本をすべて読み切ったと言い、「面白いなと思ったんです。これまでいくつか刑事の物語はやってますけど、こういう切り口があったのか、こうやって事件を解決するんだって感心しました。今までに全然ないですよね」とほれ込んだ様子。それだけに、「今回はちょっと大変だな」とプレッシャーも感じているようだが、「本当に真面目な話、気合が入ってます。そろそろ代表作を作りたいと思ってるんで(笑)」と謙そんしながら話した。

そんな渡部に対し、橋本は「本当にたくさんドラマや映画で刑事役を見させていただいたので、初めてお会いする前はすごく緊張してたんですけど、(顔合わせの部屋に)入ってこられたときにバッと空気を変えてしまう、そういうオーラに圧倒されました」と、第一印象を振り返る。

渡部が「だいたい、1現場につき3~4回遅刻しますけど、最近は起こしてくれる人がいるからしなくなりました」と言うと、橋本は「私も遅刻しないように気をつけます」と宣言したが、渡部は「(遅刻)するときは(事前に)言ってくれれば、僕も…」と、すでに名コンビぶりを見せていた。

今夜放送の第1話は、須藤が立てこもり事件の現場に向かうが、そこにいた捜査一課の元同僚・日塔始(長谷川朝晴)に「あんたの現場はあっちだ」と、配水管にはさまって身動きが取れない猫(ティティ)を救出する圭子の方を指される。須藤は「猫の救出に警察が出動するのか」と驚くが、圭子に「これが自分たちの仕事だ」と返される。