俳優の上川隆也がこのほど、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系ドラマ『遺留捜査』(13日スタート、毎週木曜20:00~ ※初回2時間SP)の完成披露試写会トークショーに登場。相棒役の栗山千明の名前が思い出せない事態に見舞われた。

『遺留捜査』主演の上川隆也

上川隆也演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品にこだわって事件を解決していく同作。連ドラ第4シーズンとなる今回は、舞台を東京・月島から京都に移し、糸村が難事件を鮮やかに処理する"火消し"と呼ばれる「特別捜査対策室」に加入する。

これに伴い、キャストも一新。上川は「第1話から説得力のある"火消し"の動きを、段田(安則)さんはじめ、戸田(恵子)さん、永井(大)くん…」とメンバーを紹介していったが、「そして、僕の相棒の…えー…こうやって人前に出てくると、人の名前が出てこなくなりますね」と、バディを組む相手の名前が思い出せない。

なんとか役名で「莉緒ちゃん…(笑)」と口に出すと、ようやくひらめき、「栗山さん! 良かった。まだ脳のシナプスはつながってるみたいです(笑)」と、自力で思い出せたことにホッとしていた。

一方で、これまでのシリーズから続投する、科捜研係官・村木繁役を演じる甲本雅裕については「(セリフについて)2人で散々話し合って、監督にもご相談して同意した上でシーンが撮り始められますので、なかなか台本通りに最後のオチに至るということはないんです」といい、「甲本という男を、とても信頼してます」と紹介。

会場から、甲本の好きなところはどこかという質問が飛ぶと、「全く同い年で価値観が近いにもかかわらず、ものの見方がちょっと違うんですね。だから、ああしようこうしようと意見を交わせるのがとても楽しいですし、話し合いの結果がより良くなっていることが多いので、そこがとても楽しいですし、長年一緒にやってても、飽きない理由の1つかな。ベタベタした関係にもならないので、そういったところが僕にとっては助かってるし、好きな部分ですね」と熱弁し、「ぜひ村木を愛してもらいたいですね。なかなか報われない村木さんを」と要望していた。

そして最後には「この作品で何より大切にしているのは、"人の思い"。誰もが毎日、身近に感じているようなものが何より大切であることを再認識できるような物語になればと、力を合わせて作っています」と力強く語り、120人の観客から大きな拍手を受けた。