マクロミルは6月27日、通勤・通学電車事情に関する調査結果を発表した。調査期間は6月13日~14日、調査対象は1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に居住し、電車で通勤・通学している15~59歳の個人で、有効回答は500人。

「男性専用車両」、女性の7割超が賛成

最近痴漢トラブルのニュースが相次いでいる。そこで、通勤・通学で電車を利用する女性に「男性専用車両」の導入について意向を尋ねると、「導入賛成派」は計73.9%、「反対派」は計26.0%となった。

賛成理由としては、「男性車両を選択することもありだと思う」「トラブルが原因で電車が止まるのは迷惑だから、防ぐことができるならやってもらいたい」「痴漢の冤罪防止につながる」といった声が寄せられたほか、「女性専用車両があるのに、男性専用車両がないのは不平等」との意見もあった。なお、「女性専用車両」を実際に利用している割合は36%だった。

「男性専用車両」の導入について(女性/n=242)

男性にも「男性専用車両」の導入について質問したところ、「導入賛成派」は65.1%、「反対派」は34.9%となった。賛成理由としては、「痴漢と間違われたくない」「いつ冤罪のターゲットにされてもおかしくない」「両手でつり革を持ったり、荷物が触れないようにしたりと気を使う」との意見や、「女性ばかり優遇するのは不公平」との声が寄せられた。

また実際に導入された場合、「利用したい」と答えた人は59%。「利用したくない」は40.7%だった。

「男性専用車両」の導入について(男性/n=258)

「痴漢冤罪保険」については、48%が知っていると回答。続けて入会意向を聞くと、男性は半数近い46.1%が、女性も約5人に1人に当たる21.9%が、「入会を検討したい」と答えた。