デビュー以来27連勝と歴代1位タイに大手をかけ、快進撃を続ける将棋の藤井聡太四段を追ってきた東海テレビのドキュメンタリー特番『藤井聡太14才~3年間の棋譜~』が、23日(19:00~ ※東海地区ローカル)に放送されることが決定した。

藤井聡太四段=11連勝を飾った2017年4月4日

同局では、3年前の小学6年生の頃から取材。当時は、まだ誰も注目していない無名の小学生だったが、いち早くその才能に注目し、独自映像をカメラに収め続けてきた。今回の特番では、ビデオテープ約100本に収録した貴重な映像の数々をまとめ、天才の軌跡を描いていく。

取材・編集を担当する奥田繁氏(エキスプレス)は「3年前、将棋教室に『すごい少年がいる』という情報をつかみ、カメラが入ることになりました。2014年7月のことでしたが、師匠の杉本昌隆七段と藤井君が"感想戦"を検討していましたが、バリバリのプロである師匠に藤井君が、『ここはこうですよ』とアドバイスしている様子を目の当たりにした時はビックリしました」と経緯を紹介。「それ以降も取材を続けていると、とにかくいつも彼には驚かされたので、今後どんなことで驚かせてくれるのか楽しみです」と語る。

伏原健之プロデューサーは「私たちにとって『瀬戸市の聡太くん』が、あっという間に『天才』と絶賛されるプロ棋士へと、想像をはるかに上回る速さで、快進撃したことは驚きであり、誇りでもあります」とコメント。「日本中から注目を集める14才の成長の記録を、愛情を持って伝えたいと思っています」と話している。

小学6年生の夏

幼い頃の将棋大会にて