「不妊治療net」はこのほど、「不妊治療における家族・親族からのサポート」に関する調査結果を発表した。同調査は2月13日~16日、20~50代の女性(不妊治療経験者109名、不妊治療未経験者250名)を対象にインターネットで実施したもの。
不妊治療経験者に、不妊治療に関して、家族・親戚から十分なサポートを得られていると思うか尋ねたところ、71%が「得られている」、29%が「得られていない」と回答した。
不妊治療経験者を対象に、不妊治療に関して家族・親族でどのようなサポートをしてほしいかを「治療費用の援助」「家事の手伝い」「不妊治療に関する情報収集」「あなたの不妊治療について触れない」「親族の子供の話題をしない」という点で調査した。
その結果、サポートを得られていないことが最も多い項目は「治療費用の援助」(53%)だったが、「あなたの不妊治療について触れない」(44%)、「親族の子供の話題をしない」(34%)など、精神的な面についても協力を得られていないと感じていることがわかった。
不妊治療経験者と未経験者別に、家族・親族からのサポートに対する不満・不安を比較したところ、「親族の子供の話題をしない」という部分で、経験者の方が強いという結果が得られた。