インターネットイニシアティブ(以下IIJ)とNHK交響楽団(以下N響)は、2017年4月、5月、6月に行われる「明電舎創業120周年記念/N響 午後のクラシック」の公演をハイレゾ音源で収録し、2017年5月19日よりオンデマンドで順次配信することを発表した。N響の演奏会をハイレゾ音源でストリーミング配信するのは、今回が初めての試み。

配信期間は第1回が5月19日~6月30日、曲はブルッフの「ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26」、ベートーヴェンの「交響曲 第7番 イ長調 作品92」の2曲。第2回は、6月13日~7月31日チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23」など。第3回が7月4日~8月31日まで、曲はモーツァルトの歌劇「魔笛」の序曲など。

明電舎が特別協賛するコンサートで、全3回シリーズとして、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催される

ミューザ川崎シンフォニーホールで行われる3回シリーズのマチネ(昼公演)を、DSD5.6MHzおよびPCM96kHz/24bitフォーマットのハイレゾ音源で収録し、IIJのハイレゾストリーミングサービス「PrimeSeat(プライムシート)」の番組コンテンツとして無料でオンデマンド配信する。併せて、演奏会の映像をPC、スマートフォン等のマルチデバイス向けにオンデマンドでストリーミング配信する。これにより、ベートーヴェンやチャイコフスキーの名曲など、コンサートで演奏された曲が高音質で楽しめる。

IIJとN響は、今後、コンサート会場に足を運べない地方在住の人にもN響の演奏を高音質で届けられるように、さらに多くのコンサートを配信対象に広げていきたいとしている。