歌手の久保田利伸が19日、都内で行われたNetflixオリジナルドラマ『ゲットダウン』のスペシャルトークショーに登場。ドラマの魅力や米ニューヨークでのエピソードなどを語った。

『ゲットダウン』スペシャルトークショーに登場した久保田利伸

本作は、『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などで知られる映画監督バズ・ラーマン初のドラマシリーズで、70年代後半のニューヨークを舞台に、"新たなダンス・ムーヴメント"誕生の瞬間を5人の若者たちの成長を通して描いた音楽ドラマ。4月7日よりパート2が全世界で配信開始となった。

日本のR&B界のパイオニアである久保田は、ドラマの舞台であるニューヨークを拠点に活動した期間も長く、登場人物たちとは同年代。この日もイベントに出演するためにニューヨークから駆けつけ、「何と言ってもタイトルがいい。"ゲットダウン"は自分の曲の中でもよく使う言葉」「ヒップホップ、ブレイクダンス、ラブストーリーもあるし、僕の好きなものばっかり出てくる」とドラマの魅力を熱く語った。

登場人物たちのように若い頃はディスコに通っていたそうで、「30年以上前、どこの場所に行ってどんなお店だったか覚えてないんですが、当時はよく行きました。渋谷や六本木など、週1回は行って、オープンの19時くらいから閉店までずっといました」と回顧。「踊っているのが好きだし、仲間といて楽しいし、帰りたくなかった感じでした」と振り返った。

ニューヨークで撮影した自身の写真を紹介しながらエピソードも披露。治安の悪いエリアもあり、危ない目に遭ったことも「いっぱいありました」と話し、「お巡りさんと泥棒がチェイシングしていて足元にピストルが転がってきた」と笑いながら明かした。そんなニューヨークでの活動について、「好きなもの…ソウル、R&B、ブラックミュージックの本場だから大変なことは決まっている。勇気、覚悟がないと」と話した。

さらに、ニューヨークでの成功を夢見る人たちへのアドバイスを求められると、「勇気をもっていろんな人とコミュニケーションを」と答え、具体的に「パーティーに行くこと」と説明。「日本の100倍くらいある。僕は嫌いだったけど、もっとパーティーに出ていればもっとスムーズにいったかもしれない」と自身の経験からアドバイスした。