Q.離乳食ストライキ、どう対応する? ママたちが実践したテクニック6つ※イラストはイメージ

生後半年ほどで始める人が多いという離乳食。子どものために、食べやすさや栄養面を一生懸命考えておかゆを作ったり、食材をすりつぶしたりしたのに、全く食べてくれない! という経験を持っている人は多いだろう。

そこで今回は、マイナビニュース会員の中でも、子どものいる女性300名に、離乳食ストライキへの対応策について聞いてみた。

Q.離乳食を食べてくれなくて困った経験はありますか?
はい 54.3%
いいえ 45.7%

Q.「はい」と答えた方にお聞きします。そんな時、どのような対応をしましたか?

「無理に食べさせない・好きな物を食べさせる」

・「食べない場合は無理に食べさせず、食べたい物を食べさせた」(46歳/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「好きな物と混ぜてあげた」(27歳/沖縄県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「諦めて好きな物から食べさせた」(41歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
・「食べなかったら食べなかったで、深く考えない」(36歳/神奈川県/インターネット関連/クリエイティブ関連)
・「無理強いしない。大人になっても離乳食の人はいないので」(38歳/長野県/その他/その他・専業主婦等)
・「食べる物だけでもいいやと割り切った」(30歳/千葉県/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「すりおろしりんごだけは食べたので、りんごを与えつつ、徐々に他の物も混ぜて慣らせた」(33歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)

「見た目や食感、味を工夫」

・「彩りを良くする」(40歳/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「最初はなかなか食べてくれなかったけど、硬さやつぶし方を少しずつ変えると食べてくれるようになった」(39歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等)
・「少し濃い味付けに変えた」(47歳/兵庫県/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「作り置きをして冷凍ストックを作っていたが、同じ物に飽きたのか、食べてくれなくなった。根気強くゆっくり食べさせたり、離乳食後期にはケチャップやマヨネーズを少しつけたりして、味に変化を付けた」(44歳/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「気を遣いすぎて出汁だけで味付けをしていたので、なかなか食べてくれませんでしたが、味を少しつけてあげるだけで、意外とクリア。自分があまり神経質になりすぎないのがいいみたいです」(46歳/福島県/エステティック・美容・理容/その他・専業主婦等)
・「なかなか離乳食を食べてくれない時は、まず見た目から好きなキャラクターの形にしてみたり、新しいレシピを考えたりして、普段とは違うことをしたら効果がありました」(34歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)

「子どもの気をそらす・気分を上げる」

・「テレビをつけ、好きな番組を見せながら、気をそらしながら食べさせた」(39歳/京都府/その他/その他・専業主婦等)
・「子ども番組の食事の歌を歌った」(37歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「食べない時は焦らず少し時間をおいて、楽しいことをしたり、ご飯を食べるDVDを見せてから、おいしそうだねと声がけしたりして、再度トライした」(54歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等)
・「おもちゃでひきつけた後に口に入れた」(37歳/徳島県/その他メーカー/その他・専業主婦等)
・「食器を好きなキャラクターにしたり、歌を歌ったり、楽しい時間を作りました」(35歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等)

「市販の物を利用する」

・「手作りの物では飽きるのか、食べないので、市販の離乳食を買い、さまざまな味を取り入れる工夫をした」(61歳/北海道/その他/その他・専業主婦等)
・「ご飯、野菜、お肉やお魚の離乳食は食べてくれたが、果物は全然食べてくれなくて、諦めてストローの果樹ジュースにしました」(44歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「がんばって作って食べてもらえないとイライラしてしまうので、時には楽をしてベビーフードを使った」(31歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等)
・「市販のベビーフードなら食べたので、それを与えた」(36歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「作って食べてくれないといろいろな感情が出てしまうので、市販の離乳食を利用して、おおらかな気持ちであげたところ、慣れてきて食べるようになった」(51歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)

「ミルクで補う」

・「食べやすくなるようにつぶしたり、混ぜたりと、工夫しましたが、なかなか食べない物も多かったため、バランスは二の次にして、栄養の確保を優先させて食べられる物を与えたり、母乳で補ったりしました」(33歳/岡山県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「無理に食べさせると自分もイライラしてストレスがたまるから、食べない時は諦めてミルクにして様子を見て、再チャレンジした」(45歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等)
・「離乳食は楽しく食事をする練習なので、嫌いにさせてはダメかなと……。足りない分はミルクで補えばいいと割り切っていました。後は時間があくと、おなかが空くと思ったので、遊んだりお散歩したりして、時間の間隔をあけました」(28歳/愛知県/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
・「娘は小食の気分屋で、離乳食だけを食べ続けて完食ということがなかったので、食事中、お茶代わりの口直しという感じで授乳していました。離乳食、おっぱい、離乳食、おっぱいの繰り返しで、不思議と食欲が戻りました」(39歳/三重県/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)

「自分が食べてみる」

・「目の前でまず自分が食べて『おいしい!』と言った」(41歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
・「食べるマネをしておいしさを伝える」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
・「いつも食べていたメニューを違うものに変えたり、食べさせたりするばかりではなく、自分がパクパク食べるところを見せてみた」(36歳/広島県/その他/その他・専業主婦等)
・「周りの大人も、スプーンを口に入れる仕草を見せて、マネしたらほめているうちに、食べるようになった」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等)

総評
調査の結果、約半数の人が、子どもが離乳食を食べてくれず、困った経験を持っていた。 厚生労働省が策定した「授乳・離乳の支援ガイド」によれば、「乳児の食欲、摂食行動、成長・発達パターンあるいは地域の食文化、家庭の食習慣等を考慮した無理のない離乳の進め方、離乳食の内容や量を、個々にあわせて進めていくことが重要である」とある。

子どもによって異なる離乳のペースにうまく付き合いながら、親が苦痛にならない程度に、自分にとってベストな方法を考えてみてほしい。

調査時期: 2017年3月27日~2017年3月30日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもをもつ女性)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート