リンガーハットは4月1日、働き方改革の一環として、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」の53店舗の営業時間短縮を開始する。

リンガーハットや浜かつで導入されている業務の機械化(写真は「浜かつ小金井公園店」で実際に導入されている機械)

同社では昨年から、一部店舗での営業時間短縮、閉店時間30分前のオーダーストップを推進。今回さらに、首都圏の店舗を中心に53店舗で営業時間を短縮する。各店舗で閉店時間は異なるが、30分~5時間の短縮となる。これにより、従業員の安定的な雇用確保やモチベーションの向上を目指す。来店者の多いランチタイムやディナータイムには、従業員を手厚く配置するという。

また同社では、3月1日から、正社員の定年を60歳から65歳に延長し、定年延長後も賃金・賞与、昇給・昇格は60歳以前と同様とする制度「65歳定年延長」を導入。希望者を対象に、60~64歳の間でも定年することを選択できる選択定年となる。選択定年後、希望者については再雇用契約社員および時給制のアルバイトに雇用形態を変更して、本人の状況や人生設計にあわせて働き続けることができる。

さらに、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」、とんかつ専門店「浜かつ」において、生産性向上と従業員の働きやすさ向上のため、一部店舗において業務の機械化を推進。オーダー時の「タブレット注文」をはじめ、お会計時の「自動釣銭機」、ご飯のおかわりをセルフ化し自動でご飯を提供する「自動ごはんおかわり機」を設置している。