米Appleは3月27日(現地時間)、macOS Sierraのアップデート「macOS Sierra 10.12.4」をリリースした。昨年3月リリースの「iOS 9.3」でiOSに追加された「Night Shift」がmacOSにも実装された。

Night Shiftは、設定した時間帯にディスプレイの色をカラースペクトラムの温かい色に変更する。睡眠に影響を与えると言われるブルーライトを軽減できる機能だ。Night Shiftオンの時間帯は「日の入りから日の出まで」の自動変更、「カスタム」(ユーザーによる時間設定)をシステム環境設定で選択できる。また「通知センター」の「今日」を引き下げて手動でオン/オフを切り替えることも可能だ。Night Shiftオン時の色温度は「システム環境設定」の「ディスプレイ」の「Night Shift」タブで調整する。

ブルーライトの影響を軽減できる「Night Shift」の設定画面

通知センターの「おやすみモード」の上に「Night Shift」のオン/オフ追加

この他、インディアン・プレミア・リーグおよび国際クリケット評議会のスコアや成績にSiriが対応。上海語の音声入力が追加された。また、プレビューでのPDFのレンダリングおよび注釈に関するいくつかの問題、メールのメッセージの内容が表示されない問題を修正、メールのスレッド表示における件名行の視認性が向上する。