俳優の向井理と斎藤工が、作家・池井戸潤原作の連続ドラマ『アキラとあきら』(WOWOW)にW主演することが19日、明らかになった。放送は7月を予定している。

連続ドラマ『アキラとあきら』に主演する向井理(左)と斎藤工

原作は池井戸が2006年から2009年にかけて『問題小説』(徳間書店)で連載していた作品で、5月にオリジナル文庫として刊行されるのに合わせてドラマ化。大企業の御曹司として約束された次期社長という"宿命"にあらがう階堂彬(向井理)と、父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な"運命"に翻弄されながらも理想を育んだ山崎瑛(斎藤工)の主人公2人の交差する人生を描いている。

階堂彬役の向井は池井戸作品に出演することについて「本作のような同世代の友情、そして一見するとライバル関係、主人公二人のタイプが違うからこそお互いが認め合うお話は今までになかったと思うのでとても新鮮です」とコメント。本作で4本目となる斎藤との共演には「同じ年でプライベートでも話はしています。初めての時は変な人だなって思って見てました(笑)。しっかりと対峙して二人芝居に挑戦するのは本作が初めてで不思議な感じですが、楽しんでやれればと思います」と抱負を語った。

一方、山崎瑛役の斎藤は向井との共演について「向井さんは客観性を持っていて良い意味でクールな部分もあり、階堂彬に通じているところがあると思います。また、俳優としての彼の歩みの奥に隠れたうごめくものが同時にあるなと感じています。彼自身がどういう道を歩んできて、そしてどこにいくのか興味がありますし、そうした中で今回、初めて深く関わっていけることはとても楽しみな現場です」と期待を語り、「日本の特別な時期を描く中で、その時代を見て、ぜひ今と未来が見える体験をしてほしいです。僕ら自身が実際に体感させていただいているように、視聴者の方々にもしっかりリンクするテーマだと思っています」とドラマの見どころについて語っている。