元SMAPの草なぎ剛が主演を務める関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』がこのほど、撮影のオールアップを迎えた。きょう14日(21:00~22:09)に最終話が放送される。

藤木直人(左)と山本美月=関西テレビ提供

最初に撮影終了したのは、ハルカ役の水原希子で「同年代のスタッフも多く、本当に毎日現場が楽しくて、今までやってきた作品の中で一番、いい意味でも悪い意味でも自分らしくいられた現場でした(笑)」と充実の様子。カズキ役の菊池風磨は「すばらしいキャストの皆さんとスタッフの皆さんに囲まれて、本当に刺激的な4カ月間でした」と振り返ると、事務所の先輩でもある草なぎも駆けつけ、「ありがとうね。本当に楽しかったよ!」とねぎらった。

百田役のマギーは「本当にこの百田が大好きだったので、あと半年くらいやりませんか?(笑)」と名残惜しい様子。楓役の山本美月は「つらい時にカットがかかって周りを見たら、皆が悲しそうな顔をしていて『なんて愛されているんだ、楓は! こんなに愛にあふれている子だから、きっとこれから幸せになるんだろうな』って安心しました」とホッとしたことを明かした。

興三役の市村正親は「(映画)『ホテルビーナス』以来、久々に草なぎさんと一緒にお仕事できて本当に楽しかったです」と笑顔であいさつ。草なぎは「本当にいっぱい笑わせていただきました。ありがとうございます」と熱いハグと握手をかわした。

晃役の安田は「すばらしい皆さんと一緒にテレビに出させてもらい、お金(ギャラ)までいただきまして、幸せな限りでございます」とジョークを交え、隆役の藤木直人は「スタッフ、キャストが一丸となれたのは、剛くんがすごく頑張っていて、すばらしい演技をしていたからだと思います」と座長を立てた。

そんな藤木のあいさつを受け、三宅喜重監督から花束を受け取った草なぎは「スタッフの皆さんとキャストの皆さんが力を合わせたことで、『良いドラマになったなぁ』『一つでも良い画を視聴者の皆さんに届けようという熱意がすばらしいドラマを生み出すんだ』と感じることができた現場でした」と総括。「これからもスタッフとキャストが切磋琢磨し、お互いが向上し合えるような現場に身を置きたいと思いましたし、皆さんもそういう志の高い仕事を目指して頑張ってください!」とスタッフにもエールを送り、72日間におよんだ撮影を締めくくった。

このドラマは、草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公・浩一が、天才的な詐欺師となって復讐(ふくしゅう)を果たす姿を描くもの。今夜放送の最終話では、浩一と興三の対決が決着を迎える。