キヤノンは20日、フルHD解像度のビデオカメラ「iVIS HF R82」と「iVIS HF R800」を発表した。2月23日より、キヤノンオンラインショップ限定で発売する。価格は「iVIS HF R82」が45,880円、「iVIS HF R800」が27,760円(いずれも税別)。
iVISHF R82
iVISHF R82は、光学32倍ズームレンズを搭載するHDビデオカメラ。焦点距離は約38.5mm~1,232mm相当で、「アドバンストズーム」により解像感をキープしつつ最大57倍のズーム撮影も行える。
映像処理プラットフォームには「DIGIC DV 4」を採用。手ブレ補正機能「ダイナミックモード」により、回転軸 / 水平回転軸 / 縦回転軸 / 上下 / 左右の5軸方向のブレを補正する。また「マルチシーン IS」では、歩きながら撮影する際のブレも補正する。本体にバッテリーを内蔵し、約165分の連続撮影が可能だ。
撮影中に任意のタイミングで、映像の一部分を2分の1倍速や2倍速で撮影する「区間スロー&ファスト」機能を搭載。撮影前に倍速撮影の設定を行う「スロー&ファストモーション」機能では、従来機種の設定値である120倍速と1,200倍速の間に、300倍速と600倍速を追加している。
質感表現を向上させる撮影モード「高輝度優先」も新しくなり、逆光で黒つぶれが発生するような場面でも、カメラが自動で明るさを補正する。子どもの生後日数や体重などをスタンプにして映像に貼り付け記録できる「ベビーモード」を用意している。
無線LAN機能(IEEE802.11b/g/n対応)とNFCを内蔵。Android / iOS用アプリ「Camera Connect」を利用することで、撮影した映像をスマートフォンなどに保存できる。インターネット経由で外出先から撮影映像のリアルタイムモニタリングも可能。リモート操作も行えて、録画スタート / ストップ / ズームなどを制御できる。
その他の仕様は、モニターは約23万ドット・3.0型のタッチパネル液晶、記録形式はMP4(MPEG-4 AVC / H.264)。32GBのメモリを内蔵し、記録メディアとしてSD / SDHC / SDXCメモリーカードを使用できる。本体サイズはW53×D116×H58mm、重量は約240g(グリップベルト含まず)。
iVIS HF R800
iVIS HF R800は、内蔵メモリと無線LAN機能を省略したモデル。重量は約235g(グリップベルト含まず)。