お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が7日、東京・麹町の日本テレビで行われた同局系バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(毎週日曜19:58~)の収録後の取材会に出席。「理想の上司」男性1位に選ばれたことについて、「周りの皆さんが優秀だから…」と恐縮した。

ウッチャンナンチャンの内村光良

内村は、前日に発表された「理想の上司」アンケート(明治安田生命調べ)で、自身初の1位を獲得。これを受け、本人は「真ん中に座ってるからそういうイメージがあるんで…」と恐縮しながら、「私じゃなくて、周りにズバ抜けて優秀な方が集まってくるので。特に『イッテQ』は、スタッフさんにしろ演者さんにしろ、私は何も言わないんですけど、みんなががむしゃらに、むき出しになってやってるっていうところが、評価されているんだと思います」と謙そんした。

それでも、宮川大輔は「怒ってるところを見たことないし、いつも笑って見守ってくれる」と感謝。いとうあさこも「背中をすごく見せてくださる。この位置の人が、大車輪とかあんなに努力なさるんだったら、うちらも頑張んないとなと思います」と、番組の"上司"であるMC・内村の今回の1位に、皆納得していた。

そんな中、不満顔を見せたのは、"ご意見番"として出演する学生時代からの友人である出川哲朗。「チェン(=内村)が得してるのは、ちょっとでも黙ってたらすごい考えてる風に見えるんですけど、本当は何も考えてないんですよ。いつも『少年ジャンプ』とか読んでいた人なので」と主張した。ただ、「友達なのに僕が部下になってるので、正直"上司"っていうと悔しい」と本音を漏らしながら、「でもその関係で30年やってきたので、まぁ良しとしますよ」と、最後は大人の態度でまとめた。

出川哲朗

素朴な疑問の答えを探しに世界の果まで旅する同番組は、今月でゴールデンタイムでの放送開始10周年を迎え、5日の「10周年アワード イモトワールドツアー 99か国の軌跡2時間SP」では、歴代2位の視聴率22.5%をマーク(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。次回の12日(19:00~20:54)には「祝!10周年 イモトワールドツアーに草刈正雄がやってきた!2時間SP」を放送し、26日には10周年記念のDVD-BOXが発売される。

出川は「この番組は20分のVTRを作るのに、いつも6日間スケジュールを抑えてます。普通2時間特番は撮れるんですけど、それが20分に凝縮されて、それだけ時間かけて熱持ってやってる番組が、これだけ愛されてるっていうのが本当にうれしいですね。やっぱりテレビとはこうあるべきだと思います」としみじみ語ったが、直後に「あぁ…でもこう言うと他の番組否定することになるかぁ…」と後悔。周りにフォローされて切り替えると、「個人的にはレギュラー目指して頑張ります」と意気込んだ。

そんな先輩の背中を追う、森三中の黒沢かずこは「出川さんが53歳で走り続けてるのって本当にカッコいいなと思って、すごい感動します。これからも先輩方には健康でいていただきたいなと思って、(私は)いつまでも居続けます」と、尊敬のまなざしで語った。

(前列左から)イモトアヤコ、宮川大輔、内村光良、いとうあさこ、出川哲朗 / (後列左から)森三中の黒沢かずこ、村上知子、大島美幸