女優の芳根京子ら、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(毎週月~土曜8:00~)の出演者たちが3日、大阪・寝屋川市の成田山不動尊で行われた節分祭の豆まき式に参加した。

大阪・成田山不動尊の節分祭に参加した(左から)芳根京子、谷村美月、百田夏菜子、土村芳

境内にはおよそ2万人が来場。劇中で子ども服店「キアリス」の創業者たちを演じる芳根、谷村美月、百田夏菜子、土村芳の4人が現れると、「すみれちゃ~ん、かわいい!」など、役名で呼びかける声があちこちからあがった。

4人はそんな熱烈な歓迎に笑顔で応えながら、特設舞台に据えられた巨大な枡「千升大福枡」から元気いっぱいに福豆をまき、集まった参拝客に福を授けた。成田山の福豆は殻つきの落花生。芳根は手からこぼれ落ちそうになるほど大量の福豆をごっそりとすくい取り、一気に放り上げる豪快な豆まきを披露して参拝客を喜ばせていた。

豆まき式の終了後、感想を語った芳根は「まず、落花生に大興奮してしまいました。『こんなにたくさんの落花生が目の前にあるの初めて!』と思った瞬間からもう楽しくて!」と興奮。「落花生をいかに遠くに飛ばすか?」に挑戦したくなったそうで、「グン!と手を伸ばして放ったら、たくさんの方の頭に当たってしまったようで、『痛っ!』という声が聞こえてきた。申し訳ないです」と苦笑しながらも、「貴重な体験をさせていただきました」と感激しきりだった。

谷村も「連日の撮影でちょっと疲れていましたが、今日で疲れも吹っ飛びました!」と豆まきを楽しんだよう。土村は「みなさんが(福豆を受けるために)袋を一斉に開けられるので、なんとかその中に入れられるようにと必死で投げました」と奮闘を明かした。

そんななか、百田は、成田山の豆まき式で古来より続く独自のかけ声に感激した様子。節分では通常、「福は内、鬼は外」と豆をまくが、不動尊の前では鬼も改心してしまうとされ、かけ声は「福は内」のみとなっており、百田は「豆まきはお家で結構やるんですけど、私は去年までお面をかぶって鬼をやってたんです。でも、成田山は『福は内』しかないということで、鬼役より百倍楽しかったです!」と豆をぶつけられない節分を満喫したようだった。