お笑い芸人・ココリコの田中直樹と、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、15日放送のテレビ東京系バラエティ番組『緊急SOS!危険生物から日本を守れ!全国一斉大調査』(19:54~21:48)に出演する。

とにかく「池の水を抜く」という同番組では、田中が和歌山県の鳥の巣半島でアフリカツメガエルの駆除に挑戦。淳は東京・大井町の瀧王子稲荷神社で池の主と対面するなど、普段見えない「池」と向き合うことに。収録終わりの2人が取材に応じた。

左から田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、田中直樹(ココリコ)

人間と水の関わりを考える番組に?

――「池の水を抜く」という企画について、即決だったというお話がありましたが、最初に聞いた時の感想を教えてください。

淳:やっぱり、耳を疑いますよね(笑)。すごくやりたいと思いましたけど、それで番組を構築するのかと、不安もありましたよね。

田中:すごいことですよね。本当に、「池の水を抜く」という発想ってなかなかないんですよ。見たこともあまりないので、どういったことが起こるのか、想像できなかったから「すっげー面白そうやな」と思いましたね。

――実際に収録を終えてみての感想はいかがですか?

淳:最初に引き受けた時は、池の中には人間の欲深いものがあふれてて、何か本当は捨てちゃいけないものが捨てられてたり、葬り去りたい闇の部分が眠ってるのかというドキドキだったんです。でも収録に参加する間に、これって「生物との兼ね合いなんだ」とか、「生き物が生きていく上で、水って大切だな」とか、「人間もほとんど水分だな」といったことを考えましたね。俺、そんなこと思ったことないから(笑)。水と生き物のつながりを感じる番組になるとは、思わなかったですよね。

田中:「水を抜く」みたいなテーマなんですけど、そこからの広がり方もすごい。抜き方もいろいろあるんですよ。いろんな抜き方がある、池って本当に、全部違うんですよね。

淳:(笑)

田中:10個の池があったら、そこの生態系も10通りあるから、その池がなぜ汚くなったかという理由も、それぞれなんですよ。池の深さ、みたいな部分にびっくりしてしまいました。

――だんだん、収録の中でおふたりが”水抜き”に詳しくなっていっていたような気がしましたが。

淳:僕はちょっとヘドロを中心に、良いヘドロと悪いヘドロがあるなと(笑)。本番で言うの忘れちゃったんですけど、ヘドロって、畑にまくと肥料になるものもあるらしいんです。落ち葉が腐って出来上がったヘドロは、肥料に適している。”ヘドロ”って、絶対名前が良くないですよね。

田中:僕、今回ヘドロには手を出せてないので、すごいなと思いました。何歩も先を行ってますね(笑)。

――田中さんと淳さん、コンビで番組をされるのは初めてと伺いました。

淳:田中さんは銀座7丁目劇場とかで、昔からお世話になってる先輩なんですけど、2人っきりはないですよね。生物スイッチが入った時の田中さんは、止まらないなと思いました。

田中:僕はもう、後輩に申し訳ないですけど、任せておけばよかったので、楽しかったです。本当に初めての機会なんですよ。本番もすごい楽しかったし、逆に自分が楽させてもらって申し訳ないなと思いました。

淳:そんなことないですし、楽してる人があんなに熱くならない(笑)。2人っきりになったのって、20年くらい前に田中さん家に行った時以来じゃないでしょうか。田中さんがパンにはまってて、パンをトースターで焼いてもらった時以来ですね、2人っきりになったの(笑)。

田中:本当にそう! 僕が淳の家に、テレビ台をもらいに行ったんですよね。その運んでもらった帰り、テレビ台をもらったお返しにパンを焼いたという。

――ほっこりするお話ですね。田中さんは今、他局でドラマの主役(日本テレビ『増山超能力師事務所』毎週木曜23:59~)をしながら、実は池の水を抜いていたということですが。

淳:和歌山までですよ!

田中:和歌山に行って、水を抜いてるのが本来の僕やと思っていただければ(笑)。それが僕の仕事だと思っているので。

淳:水はやっぱり、人生において、できるだけ抜きたい(笑)。今後も抜ける機会があるんだったらどんどん抜いていきたいですね。

■『緊急SOS!危険生物から日本を守れ!全国一斉大調査』(1月21日19:54~21:48)

危険生物に悩まされる近隣住民のSOSに出動! 外来種が大量発生し困っている池の水を全部抜き、そこには何が潜んでいるのかを大調査! そこには予想だにしない生物の姿が!?

出演:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、田中直樹(ココリコ)、的場浩司、井戸田潤(スピードワゴン)