俳優の梅宮辰夫が6日、インターネットテレビ局「AbemaTV」で配信される高橋克典主演のドラマ『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル』(7日23:00~配信開始)の完成発表会に出席した。

梅宮辰夫

梅宮は昨年9月に十二指腸がんであることを発表し、12時間に及ぶ手術が成功、今回が復帰作となる。「体調は徐々に徐々に徐々に良くなってます。ただガンですから、2年間は様子を見ないと、本当に大丈夫なのかどうなのかわからないそうです」と状況を説明した。

梅宮は「今のところは何でも食べられますし、体重もじわりじわりと戻っています」と現状を語る。入院により「11kg減った」と明かしたが、復帰後は「4kg増えましたので、大丈夫です」と、体調が戻っていることを示した。

5年前は「11回NGを出した」という梅宮だが、復帰作となった今作ではむしろ、セリフ覚えが完璧で共演者から驚かれる事態に。高橋は「実は僕、会長(梅宮)スペシャルデスクを作ってくれとこっそり発注してたんですよ。下に台本を置けるっていう」と心配していたことを告白し、「でも何の心配もなく、全て覚えられてました」と撮影を振り返った。

梅宮は「前回の汚名を晴らさないといけないので、そこそこ必死でした」としみじみ。朝の方が頭が空っぽでセリフを覚えやすいと明かし、「毎朝3時からやりました!」と努力をアピールした。

同作は、柳沢きみおによる原作を2003年に実写化。テレビ朝日系列でドラマシリーズとして放送されており、今回は5年ぶりの新シリーズ、そしてAbemaTVの初オリジナル作品となる。昼間は広告代理店のうだつの上がらない係長である只野仁(高橋)が、夜は「特命係長」として活躍する。会見には他、櫻井淳子、永井大、三浦理恵子、田山涼成、坂田梨香子が出席した。