元俳優・成宮寛貴氏(34)の薬物疑惑を写真週刊誌『FRIDAY』に告発した「友人A氏」を名乗る男性が、21日に放送されたフジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金8:00~9:50)にVTR出演した。顔を映さず、声は加工された状態だった。

成宮寛貴氏

今回のインタビューは前日19時から行われたもの。田中良幸アナウンサーの「コカイン(疑惑)を告発したAさんで間違いないですか?」の問いかけに、「はい、僕がAです」と返答。事の発端となった疑惑の現場写真について「彼の自宅のリビング」と説明し、自身のスマートフォンに保存されている同じ構図の写真を公開した。その前後に撮ったものもあり、それらは動画の静止画から抜き出したものだという。

成宮氏と知り合ったのは今から4年前。東京・六本木のクラブに芸能人や歌手などが出入りできるVIPルームがあり、そこから友人関係に。頻繁に会うようになったのは今年9~10月のことで、A氏は「罠をかけるつもりなんてなかったんですけど、彼にそういうのをやめてほしいというのが僕の気持ちであって。彼はやっぱり悪いことをしているわけじゃないですか?」と告発の意図を語った。

情報提供料などの金銭目的を疑う声には「全然ないですね」と反発し、週刊誌『週刊文春』に100万円を要求したと報じられたことについても「ウソですね」と否定。同番組の取材に応じたことについては、「彼は今、捕まってもいない。自分はいろんな人からたたかれて勘違いされているのでそれを変えたい」と説明した。

これまでの報道で、A氏は成宮氏から頼まれて薬物を買いに行っていたとされていたが、「売人とつながる人物に『薬物を届けてほしい』と伝え仲介しただけで薬物を手にしたことはない」と主張。成宮氏と一緒を受けることを条件に「検査をやるんだったらやってもいい」と検査にも前向きな姿勢を見せ、「彼が一緒に行くのであれば」と場合によっては警察の捜査に協力することも示唆した。