JR東日本は13日、61種の駅弁の中から東日本の駅弁の最高峰を選ぶ「駅弁味の陣2016」の投票結果を発表した。最も高い総合評価を獲得した「駅弁大将軍」には、秋田県・花善の「比内地鶏の鶏めし弁当」が選出された。花善は昨年度の「鶏めし」に続き、2年連続の受賞となった。

駅弁大将軍の「比内地鶏の鶏めし弁当」

駅弁副将軍の「津軽海峡にぐ・さがな弁当」

「比内地鶏の鶏めし弁当」は、前年度の駅弁大将軍を獲得した「鶏めし」と本場の比内鶏が一度に楽しめる贅沢な弁当。投票者からは「価格、味、内容がベストバランスでした。こんなに美味しい鶏めしは食べた事がありません」といった声が寄せられた。

準優勝に相当する駅弁副将軍は、青森県・幸福の寿し本舗の「津軽海峡にぐ・さがな弁当」が受賞。青森の「にぐ(肉)」と函館地域の「さがな(魚)」が味わえる弁当で、「メインのおかずのみならず、つけ合わせのリンゴ、イカの酢漬け、梅あんずもそれぞれ買いたくなるほどおいしかったです」と好評だった。総合3位の駅弁大名には、宮城県・日本レストランエンタプライズ仙台調理センターの「女将のおもてなし弁当 ~鳴子温泉編~」が選ばれた。

その他、味の評価が最も高かった「上州牛ステーキ弁当」(群馬県・荻野屋)が味覚賞、見た目の評価が最も高かった「幸村戦べんとう」(長野県・ひしや弁当店)が彩賞をそれぞれ獲得。その他の受賞駅弁は、神奈川県・大船軒「大船軒サンドウヰッチ」(掛け紙賞)、新潟県・新発田三新軒「湊街にいがた 華やぎ弁当」(郷土賞)、静岡県・祇園のいなり寿し(思い出賞)、青森県・吉田屋「こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当」(そそられ賞)、山形県・新杵屋「三味牛肉どまん中」(初陣賞)となった。