第一三共ヘルスケアは12月6日、直近3年間で風邪をひいた経験がある30~40代の男性有職者を対象とした、風邪(インフルエンザを除く)と仕事の休みづらさに関する調査結果を発表した。

「休まない派」、役職別は部長職が最多

同調査では、約4割が「風邪で仕事を休むべき」と答えたのに対し、約6割が「風邪で仕事を休みづらい」と回答。そこで風邪をひいて「休む派」と「休まない派」に分け、それぞれの特徴を比較・検証した。

風邪(インフルエンザ除く)で仕事を休むことに対しての考え方

「この体温になったら会社/仕事を休む」と判断する熱のボーダーラインを調べると、37℃台の熱で休む判断をしている人は、「休む派」では約半数の49%となった一方、「休まない派」では20%にとどまった。

業種別に「休む派」「休まない派」の割合をみると、「休む派」が多い業種は「官公庁」(66%)、「情報処理/情報サービス」(63%)、「金融・保険業」(62%)の順となった。

他方、「休まない派」が多い業種上位は「運輸・輸送業」(68%)、「学校・教育関連」(61%)、「病院・医療機関」(60%)との結果に。同社は「シフト制勤務となると、より休みづらくなるのかもしれません」と推測している。

「休む派」「休まない派」の割合を役職別にみた場合、「休む派」は一般社員(53%)が、「休まない派」は部長職(67%)が、それぞれ最多。また「休まない派」の割合は役職が上がるにつれて増加していたが、経営者では51%まで減少した。

調査期間は2016年10月6~11日。調査対象は30~40代の男性有職者4,603人で、その中から「休む派」「休まない派」それぞれ500人を無作為抽出した。