2016年12月23日(祝・金)より全国ロードショーとなる劇場アニメ『ポッピンQ』。その公開を記念した「スーパー・プレミアム・ミーティング」が開催され、超最速の本編上映が行われた。

会場には『ポッピンQ』のメインキャスト10名が集結。インターネットラジオ「ポッピンQ」の公開録音や主題歌を担当するQuestyの生歌ライブ、キャスト5人によるエンディングソング披露など盛り沢山の内容で行われた本イベントで語られた、監督・キャスト陣のメッセージを紹介しよう。

■宮原直樹監督のコメント
今日はお越しいただきありがとうございました! そろそろ客観的に映画が見られる余裕が出来てきて、客席の後ろで観ていましたが、映画面白かったですね! この映画では15歳の女の子の気持ちや悩みを、どうリアルに表現するか、いろいろリサーチして気を付けました。

■キャスト陣のコメント

――アニメでは珍しく読み合わせもして、アフレコに臨んだ作品でしが、いかがでしたか?

瀬戸麻沙美(小湊伊純役) まず、映画をいち早く皆さんに観て頂けて嬉しいのと、感想を聞きたいです。読み合わせで言い方などはじっくり話し合いしたので、アフレコでも気持ちは変わることなく挑めました。私は走るシーンが多かったので息づかいは大変で本当に息切れしましたね。みんながいなかったら先に進めないという緊張感ある重要なシーンもあり、そこは特に意識しました。

黒沢ともよ(都久井沙紀役) 5人で色々やっていくのかと思っていたら、PVには全然映らないし、皆一生懸命アフレコしているなか「暇だな」と自分の番を待っていました。二日間に分けてアフレコしましたが、一日目は前半部分でヒロイン5人での一言だけだったので一人でお弁当を食べようとしたら「弁当食べたらだめだろ」(笑)とツッコまれました。「そうですよね!」と返事しながら美味しく頂きました(笑)。それだけ最初は私の番がなかったので寂しかったんですが、後半は気持ちが高まりましたね。

小澤亜李(大道あさひ役) 私が演じたあさひがやる合気道って「は!」「う!」などの声をあまり出さないらしいと教わったのですが、アフレコでの調整が難しかったです。

田上真里奈(ポコン役) 私は劇場版アニメのアフレコは初めてで、「ポッピンQ」を通してこの映画のヒロインたちと同じように成長することができて、キャスト・スタッフの皆さんに、心から感謝しております。(劇場作品のアフレコが)初めてというと言い訳になりそうで、慌てないように落ち着いて挑みました。言っちゃいましたけどね(笑)。

石原夏織(ルチア役) 個人的にダンスが好きなのですが、この映画ではダンスのシーン見られますよ、と言われたんです。ルチアのシーンでは私が思っていたよりは少なかったのですが、本当にキャラクターが可愛くて満足です!

本渡楓(ダレン役) 私は抱かれているシーンが多かったのですが、その様がとても可愛くて、(客席の反応を観て)「あれ!? 皆さん見ましたよね?」(笑)。本当にかわいいキャラクターで、アフレコは癒しでした。

M・A・O(タドナ役) 私のキャラクターは可愛くて、アイドル的存在と説明に書かれていたので、とにかくそう思われるように可愛い声を出し、出ない声を頑張って絞り出しました(笑)。あさひが可愛くて、全部のシーンであさひに目がいってしまい、さすがタドナはあさひと心で繋がる同位体と思いました!

新井里美(ルピイ役) (M・A・Oと小澤のやりとりを見て)私達ルピイと沙紀コンビも仲良しでしたよ! 家族の話や、おじいちゃんの話をするくらい仲良しです! 私が演じたルピイは臆病な男の子の役ですが、同位体の沙紀の為に凄く勇気を絞り出しました。

――印象的なシーンについて

瀬戸麻沙美 蒼とは口ゲンカのシーンが多いのですが、最初から言い合えるなんて、お互い気を遣わずに凄いなと思いました。またその二人が会うことがあれば、どんどん仲良くなるだろうなと思いました。

井澤詩織(日岡蒼役) 私はいつもおバカなキャラクターを演じる事が多くて、蒼みたいに頭が良いキャラを演じたことがなかったので、そういう声に聞こえたか不安でした。"頭良く"と思うと年上のイメージですが、おばさん声でもなく、気持ちだけ大人という絶妙なバランスの年齢を意識するのが大変でした。

種﨑敦美(友立小夏役) 沙紀以外のヒロイン4人で年相応な会話をしているシーン(休憩中の会話シーン)が好きでした。一番15歳を感じた印象的なシーンでした。(小夏は)穏やかだけど、コミュニケーション能力が高くて、積極的で表情豊かなキャラクターで可愛かったです。

小澤亜李 種﨑さんもおっしゃっていました年相応なシーンが、リアリティがあって、見てて楽しかったです。私が演じたキャラ(あさひ)は女の子らしいキャラクターでどんどん成長する過程が楽しかったです。

黒沢ともよ 私が演じた沙紀はコミュニケ―ションが苦手な女の子で、きっかけ一つで悩む彼女の復活劇でもあり、言葉の紡ぎ方に気を付けました。台本読みでは"私が沙紀だったら"と考えました。映画の中で沙紀はとても言葉が出てくるのに時間がかかりましたが、沙紀が話すのと自分自身にギャップがあって、15歳の悩める女の子のキャラクターを詰めていく作業が難しかったです。

――締めのメッセージ

瀬戸麻沙美 本作は観ると自分も頑張ろうと、前向きになれる作品だと思いますので、是非皆さんに大きなスクリーンでもう一度観て頂けたらと思います。家族でも、友達でも恋人でも一緒に何度も映画館に足を運んで頂けると嬉しいです。本日はありがとうございました!

メインキャスト陣

主題歌を担当するQuesty

東映アニメーションが創立60年の節目に贈るオリジナル劇場アニメ『ポッピンQ』は、2016年12月23日(祝・金)より全国ロードショー。上映館などの詳細は公式サイトにて。

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