東芝クライアントソリューションは1日、同社製PC「dynabook」2016年冬モデルとして、12.5型の2in1コンバーチブルPC4機種を追加発表した。12月9日から順次発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別150,000円台半ばから。

dynabook V82

同社はモバイルPCのトレンド予測として、軽量薄型の1スピンドル機が増加すると予測。中でも特に2in1型コンバーチブルPCの需要が高まると見ており、今回、360度回転ヒンジを備え、タブレット形状でも使用できる2in1 PCを追加。「dynabook V82」「dynabook V72」「dynabook V62」「dynabook V42」の4機種をラインナップした。

いずれもKabylakeこと第7世代Intelプロセッサを搭載し、Windows 10 Anniversary Updateをプリインストールする。インタフェースにはThunderbolt 3(USB Type-C)を備え、まだ対応機器の少ないUSB Type-C用に、端子を増設できるUSB Type-Cアダプタも付属する。スピーカーはharman/kardon製。

USB Type-CアダプタにはLAN/HDMI/D-Sub/USB 3.0の各端子を1ポートずつ搭載

画面サイズは12.5型ワイドで、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。タッチ対応で、デジタイザはアクティブ静電結合方式。上位2モデルでは専用のアクティブ静電ペンが付属する。アクティブ静電ペンはオプションとしても12月9日から順次販売される予定。予想価格は税別9,000円前後。

付属のデジタイザペン

dynabook V82

dynabook V82。全機種共通でタッチパッド左上に指紋センサーを搭載する

最上位モデル「dynabook V82」は第7世代のIntel Core i7プロセッサを搭載。指紋センサーや顔認証センサーを備えている。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-7500U(2.70GHz)、メモリが8GB、ストレージが512GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが12.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、光学ドライブが非搭載など。

インタフェースはUSB Type-C×1、HDMI×1、USB 3.0×1など。付属のUSB Type-Cアダプタを接続すると、1000BASE-T対応有線LAN×1やHDMI×1、D-Sub×1、USB 3.0×1も使用できる。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1など。

本体サイズはW299×D219×H15.4mm、重量は約1,099g。カラーはオニキスメタリックのみ。バッテリ駆動時間は約17時間(JEITA 2.0)。Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。

前面

背面

左側面

右側面

dynabook V72

dynabook V72

「dynabook V72」は第7世代のIntel Core i5プロセッサを搭載し、V82から顔認証センサーが省かれている。主な仕様はV82とほぼ同等だが、プロセッサがIntel Core i5-7200U(2.50GHz)に、ストレージが256GB SSDに変更されている。

dynabook V62

dynabook V62

「dynabook V62」もV72と同じ、ミドルクラスのモデル。V72からストレージが128GB SSDに変更となり、デジタイザペンも付属しない。このほかの主な仕様は同等。

dynabook V42

dynabook V42

エントリー向けの「dynabook V42」では、プロセッサにIntel Celeronプロセッサを搭載。メモリは4GBを搭載するが、これ以外の詳細な仕様は別途発表される。インタフェースや通信機能は上位モデルと同等。

東芝製PC「dynabook」2016年冬モデル 第2弾
製品カテゴリ モデル名 価格 店頭予想価格(税別) 発売日
2in1コンバーチブルPC dynabook V82 オープン 210,000円台半ば 12月9日
dynabook V72 190,000円前後
dynabook V62 170,000円台半ば
dynabook V42 150,000円台半ば 2017年1月下旬