ユーキャンは11月28日、2017年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査の結果を発表した。調査は11月4日~10日、20代~40代のビジネスパーソン996名、20代~40代の採用担当者200名、20代~40代の2016年に転職者200名を対象にインターネットで行われた。

「2017年に取っておくと武器になりそうな資格」

ビジネスパースンに「2017年に武器になりそうな資格」を聞いたところ、1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」(32.1%)、2位「TOEICテスト」(23.7%)、3位「社会保険労務士」(18.0%)と続いた。

「2016年は、トランプ氏のアメリカ大統領当選、イギリスのEU離脱決定、多発する自然災害など、予測不可能な出来事が多く起こった年でもあり、人生設計や老後資金などお金に関する知識を身につけ今後に備えておきたいという思いが強く反映された結果、ファイナンシャルプランナー(FP)を"武器になる資格"に選ぶ方が多かったのでしょう」と同社。

なお、2017年の所得に対する予測を聞いたところ、 変化なし」 (44.7%)、「減少する」(32.3%)、「増加する」(23.0%)という結果に。現状維持~減少すると思っている人が多いことからも、お金に関する知識の重要性を感じている方が多いと言えそうだ。

採用担当者が重視、転職に役立った資格とは

採用担当者に採用を判断するときに重視している資格を聞いたところ、1位「TOEICテスト」(44.0%)、2位「ファイナンシャルプランナー(FP)」(32.0%)、3位「宅建士」(30.0%)、4位「社会保険労務士」(26.7%)、5位「簿記」(26.0%)という結果に。

「採用担当者が採用判断時に重視している資格」

一方、2016年に転職した人に、自身の転職において実際に役立った資格を聞いたところ、採用担当者と同様「TOEICテスト」(9.0%)が1位に選ばれた。以降、2位「簿記」(7.5%)、3位「宅建士」(3.5%)、4位「FP」(3.0%)と続いた。

「転職者が転職時に役立ったと思う資格」