女優の鈴木京香(48)が10日、東京・恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」にて行われた映画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」(以下TCP)の最終審査会に出席し、審査員を務めた。

TCPの最終審査員を務めた鈴木京香

TCPは今年で2回目を迎えるプロ・アマ向けのコンテスト。TSUTAYAがクリエイターの発掘から製作、レンタル、販売、配信までを総合的に支援する目的で実施され、グランプリ1作品、準グランプリ2作品には5,000万円以上の製作費が用意される。鈴木は映画プロデューサーの阿部秀司氏、久保田修氏らと共に最終審査員を務めた。

375企画の中から最終審査に残ったのは8作品。この日は、ステージ上で応募者によるプレゼンテーションが披露された。審査員特別賞、準グランプリが発表された後、グランプリ受賞発表のプレゼンターを任された鈴木はマイクの前に立ち、「8作品の(脚)本を読ませていただき、毎回毎回とっても新しい気持ちになりました」と自身の選考過程を振り返った。

その上で、「あと1名しか発表できませんから、がっかりなさる方もいらっしゃると思いますが、どうぞご自分の作りたい作品を諦めないでください」と落選者にエール。「またみなさんの本を目にする機会があるように私もがんばります。どうぞ、みなさんも努力を重ねて夢を持ち続けていただきたいと思います」と同じ映画人としての思いを伝え、「緊張する……」と吐露しながら作品名を読み上げた。

グランプリに選ばれたのは、渡部亮平氏の『哀愁しんでれら(仮)』。準グランプリはポール・ヤング氏の『ゴーストマスターズ! ~呪いのビデオができるまで~(仮)』、金井純一氏の『ファインディング・ダディー(仮)』。当初は予定していなかったが協議の結果、審査員特別賞が設けられ、箱田優子氏の『ブルーアワー(仮)』が受賞した。

■TCP2016で最終審査に残った作品

エントリーNo.1……『少年のウタ(仮)』甲斐博和
エントリーNo.2……『ど田舎ウォーズ(仮)』谷 絵里香
エントリーNo.3……『哀愁しんでれら(仮)』渡部亮平
エントリーNo.4……『ブルーアワー(仮)』箱田優子
エントリーNo.5……『ゴーストマスターズ!(仮)』ポール・ヤング
エントリーNo.6……『東雲コントラスト(仮)』野村東可
エントリーNo.7……『ファインディング・ダディー(仮)』金井純一
エントリーNo.8……『デッド・レター ~配達不能の手紙~(仮)』斉藤玲子