ディーアンドエムホールディングスは11月9日、デノンブランドのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-310USB」を発表した。12月中旬の発売を予定しており、希望小売価格は税別68,000円。

DA-310USB

DA-310USBは、2014年2月に発売された「DA-300USB」の後継機種。クアルコムのフルデジタルアンプ「DDFA」の新世代版を搭載している。また、デノン独自のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Processing Plus」により、原音に近づける音質補完処理をフルデジタルで行う (※)。USB-DAC機能は、DSD 11.2MHz、PCM 384KHz/32bitのハイレゾ音源再生に対応する。

※ Advanced AL32 Processing PlusはPCM音源のみに対応

44.1kHz系と48kHz系のクロック発振器を個別に搭載し、さらにDACの直近に配置する「DACマスター・クロック・デザイン」によってジッターの発生を抑制。「デジタルアイソレーター」によってPCからのノイズをシャットアウトする。

本体のパネルには3mm厚のアルミ素材を採用。フットを付け替えることで横置きでも縦置きでも使用できる。本体サイズはW180×D71×H197mm (横置き時)、重さは1.5kg。同社の「PMA-50」や「DRA-100」と同じ「デザイン・シリーズ」に属する。

ヘッドフォン出力端子は6.3mmステレオ標準ジャックで、最大600Ωのインピーダンスをサポート。デジタル音声入力端子はUSB-B×1、光デジタル×2、同軸デジタル×1を備える。

縦置きも可能となっている

正面と背面

「DACマスター・クロック・デザイン」によってジッターを極小化

アナログ音声出力にはHi-Fiコンポーネントと同様の回路構成を採用