俳優・藤原竜也(34)が、映画『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)で、約10年ぶりに夜神月を演じていることが14日、明らかになった。

劇中の報道番組から「キラウィルス」の被害が拡大していることが分かる

今回の情報は、14日の日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で放送された『ルパン三世 カリオストロの城』の合間に流れた15秒映像で明らかになったもの。月からの「すべてを君に託す。キラとして生きろ」というメッセージを受け、困惑する弥海砂(戸田恵梨香)。「月は生きてるの?」と問いかけるも、死神・リュークは不敵な笑みを残して姿をくらましてしまう。

合わせて公開された新たな場面写真では、「キラウィルス 世界中で被害拡大」と伝える報道番組『NEWS FOCUS』の1シーン。そのほか、スマホの画面やオフィス内のPCモニターにも「キラウィルス」とされる夜神月の姿が映っている。

約10年ぶりに再演し、藤原は「『デスノート』は自分にとって大きな存在で、海外に行っても国境を超えて世界中の人たちが観てくださり、ひとり歩きして多くの人たちに受け入れていただいた作品です」と回顧。2006年に2部作連続で公開された『デスノート』『デスノートthe Last name』を懐かしんだ。

また、「10年前、松山ケンイチくんともこの作品で携わらせていただき、23歳という非常に良い年齢の時に贅沢な作品と出会えたと思っています」と振り返るなど、世界的名探偵・L役を演じた松山ケンイチとの縁にも感慨深げ。「今回、新たなキャストの人たちと新たな物語で展開していくということは非常に面白いことだなと思いました。10年経って、自分がこうして参加できるとは思っていなかったので、非常に楽しく演じさせていただきました」と撮影の感想を語った。

一方、シリーズを通して担当してきた佐藤貴博プロデューサーは「10年ぶりの新作プロジェクトの企画を開始する前に竜也クンには趣旨を説明したのですが、その時に『俺もまた夜神月やりたいなあ』とつぶやいたのを聞き逃さず、何とかして『月の復活』を実現させるべく試行錯誤を繰り返し、"衝撃の復活"に辿り着くことが出来ました」と経緯を説明。「デスノートのルールは変更していません」とした上で、「では、どうして"キラ"が再び降臨するのか? ぜひ劇場で目撃いただければと思います。藤原竜也が再び演じる意味を十二分に込められたと思います」と呼びかけている。

最新作の舞台は、夜神月とLの死から10年後。6冊のノートの存在が判明し、ノート対策本部捜査官・三島創(東出昌大)、Lの遺伝子を継ぐ世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)、キラ信奉者でサイバーテロリスト・紫苑優輝(菅田将暉)の3人がメインキャラクターとして登場、三つどもえの頭脳戦を繰り広げる。先行して公開された予告編では、紫苑の「夜神月は生きている」というセリフが話題になっていた。

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