LGエレクトロニクス・ジャパンは7日、21:9の34型曲面ゲーミングディスプレイ「34UC79G-B」を発表した。10月14日に発売し、価格はオープン。店頭予想価格は税別83,000円前後。

34UC79G-B

21:9のシネスコサイズが特徴のゲーミング向けIPS液晶ディスプレイ。リフレッシュレートは144Hzで、IPSパネルの21:9モニタとして世界初という。画面解像度は2,560×1,080ドット。横長画面で没入感が高まるほか、16:9の画面では表示できない範囲の映像も表示できる。

ゲーミング機能として、表示遅延を抑えるDynamic Action Syncモードに加え、フレーム間に黒を挿入し残像感のない映像を表示させる新機能「1ms Motion Blur Reduction」を搭載。また、ゲーム内の暗いシーンを明るく表示する「Black Stabilizer」や、映像の中心を表示し続ける「Closshair」といった従来機能も用意する。

144HzのAMD FreeSyncテクノロジーにも対応する。AMD FreeSyncテクノロジーは、対応APUやGPU搭載グラフィックスカードと液晶ディスプレイの間でティアリング、スタッタリングを抑える機能。

このほか、低解像度の映像をアップコンバートする「SUPER Resolution+」、バックライトの青色光(ブルーライト)を低減する「ブルーライト低減モード」、画面のちらつきを抑える「フリッカーセーフ」などを備える。各種機能の設定は、ディスプレイの下ベゼルに備えたOSDジョイスティックで操作可能。

同社液晶ディスプレイ向けの設定ソフトウェア「OnScreen Control」にも対応しており、ソフトウェアごとに最適なピクチャーモードを割り当てる設定やウィンドウを自動的に分割・整列させる機能なども搭載する。

斜めから見たところ

側面から見たところ

背面から見たところ。端子は背面向かって右側にまとめられている

入出力ポートは、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、H/P×1、ラインアウト×1など。また、USB 3.0ポート×3(アップ×1、ダウン×2)も備える。

このほかの主な仕様は、液晶パネルがIPS方式、視野角が上下左右178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(最大5,000,000:1)、応答速度が5ms(GTG)。スタンドのチルト角度は前5度/後ろ20度。VESA100mmマウントに対応し、本体サイズはW831×H450~570×D280mm、重量は8.6kg。

正面と背面。21:9の34型ディスプレイは実機を見ると表示域が広く、大きさもかなり存在感がある

端子類は背面向かって右側にまとめられている。DMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0×3など

LGのゲーミング用ディスプレイのスタンドは、本モデルから角型デザインに変更された

プロゲーミングチーム「SCARZ」によるデモンストレーション。「滑らかな表示が印象的。(マウスやキーボードを使用した際の)反応も良く、FPSプレイ時に広く視界が表示されるのも思った以上に使いやすかった」と感想をコメントした

OnScreen Control

下ベゼルのOSDジョイスティックでも各種設定可能