女優の本田望結が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『探偵少女アリサの事件簿』(今冬放送)で、ドラマ初主演を務めることが6日、分かった。12歳での主演は、同局ゴールデンタイムのドラマ史上最年少となる。

(左から) 田中圭、本田望結、名取裕子=テレビ朝日提供

このドラマは、ミステリー作家・東川篤哉氏の同名小説『探偵少女アリサの事件簿』を初めて映像化。本田は、主人公の天才探偵少女・綾羅木有紗役を演じ、小さな孤島にある屋敷で起きた連続殺人事件の謎を解き明かしていく。

本田は、天才探偵少女という役柄のため、難解な用語や長ゼリフと格闘。それでも、「原作の『探偵少女アリサの事件簿』がすごく好きで読んでいたので、有紗の役をやらせてもらうことになってすごく幸せでした!」と振り返り、「こんなふわふわのワンピースを着たことがなかったので楽しかったです」と衣装にも喜んだ。

また、名取裕子が、屋敷の家政婦役として、ほぼ全編メイド服を着て出演。名取は「ゴスロリ風の衣装、どうですか? ちょっと怖いですよね(笑)。メイド喫茶ならぬ"冥土の土産喫茶"とでも申しましょうか…」と冗談を飛ばす。普段は事件を推理する側の役が多い中、今回は犯人候補の1人となることで、「今までにないようなキャラクターをやりたいと思っていたのですが、たまについ地が出てしまいました」と、新鮮な役柄に少々戸惑ったようだ。

ほかにも、犯人候補役として、市議会議員に田中圭、弁護士に寺田農、経営コンサルタントに高杉瑞穂、元料理人に神保悟志というキャスト陣が脇を固める。田中は「お2人ともかわいらしい衣装ですよね」と目を細めながら、「ミステリーの醍醐味も味わえますし、いろいろなロケーションが楽しめる贅沢な作品になっていると思います」と見どころを語っている。