GLMはフランス・パリで開催されたパリモーターショーに初出展し、次世代EVスーパーカーのコンセプト車両「G4」を世界初公開した。

GLM「G4」

「G4」はスーパーカーとしてのスタイリングながら、4ドアボディを採用。フロントドアは前端、リアドアは後端にヒンジを持つシザーズドアとなっており、視覚上のポイントになっている。エクステリアは地上を走るヨットをイメージしてデザインされ、長距離ドライブに適した「グランドツアリングカー」という新たなセグメントを打ち出している。

パワートレーンは専用開発の高効率・高出力なモーターを前後に2機搭載。最高出力540PS、最大トルク1000Nmを発揮する。加えて、2機のマルチ・サリエンシー・パワー・パッケージが路面状態に応じてタイヤの回転力を調整する制御技術も搭載。発進から時速100kmまでの到達時間は3.7秒、最高速度は250km/hというハイパフォーマンスを発揮しながら、航続距離は400kmを確保している。

GLMでは、「G4」の開発においてオランダの自動車デザインハウス「サヴェージ・リヴァーレ」と業務提携を行い、同社の株式を取得。モーター・インバーターを安川電機と共同開発することで合意した。「G4」はすでに量産化に向けた開発を開始しており、量産開始時期は2019年をめざす。発売時期や価格は今後、随時発表される予定となっている。